出場選手、大会自体、クオリティが高くなってきたROAD FC。次回大会は11月にプサンで予定されており、久米の準決勝だけでなく大山峻護のRFCミドル級王座防衛戦も行われるという話も……(C) MMAPLANET

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15日(土・現地時間)に韓国ウォンジュ市チアック体育館で行われたROAD FC09「BEAT DOWN」。初代ライト級王座決定トーナメント準々決勝に鳥生将大、久米鷹介、ワンマッチにミノワマンら日本勢が出場した同大会、メインのメルヴィン・マヌーフの苦戦に代表されるように韓国勢の成長が目立った大会となった。

入場ゲートで柔道着を脱いで畳むというパフォーマンスを見せたキム・チャンヒョン=アームバー・キム。先に入場した久米はケージノのなかで大きくジャンプして、待ち受ける。

試合はサウスポーで構えてきたキム・チャンヒョンに対し、久米が右ストレートを伸ばす。左ハイに左ハイを返す久米、さらに左ミドルと蹴り技を序盤は多用する。

距離を詰めてパンチから、ダブルレッグに移行した久米が、キム・チャンヒョンを持ち上げバックに回り込もうとするが、アームロックを仕掛けられる。ヒザをついて余った方の右手でパンチを入れながら、ロックがルーズになるのを待つ久米。しっかりとヒジは鋭角に引き寄せていて、まずアームロックを仕掛けられる心配はない。

このまま膠着状態が続くと、レフェリーが試合をブレイクし残り2分10秒で試合はスタンドから再開となった。オーソに構えが戻ったキム・チャンヒョンが、左ジャブをヒットさせる。久米は逆に距離を詰めて、右ストレートに右クロスを打ち込みダウンを奪う。そのままバックに回り込んだ久米に対し、キム・チャンヒョンが観念したようにアッサリとタップ。久米がRFCライト級王座決定トーナメント準決勝進出とともに、8試合連続一本勝ちを果たした。
ミノワマン&鳥生将大ら、試合詳細はコチラ