スバルの「アイサイト」やボルボの「シティ・セーフティ」、フォルクスワーゲンの「シティエマージェンシーブレーキ」など、ぶつからないクルマが認知されてきました。実際に「アイサイト」は装着率が高く、CMなどメーカーの努力も実を結びつつある状況です。


CX-5にも「スマート・シティ・ブレーキ・サポート」というボルボの「シティ・セーフティ」に似た先進安全装備が用意されています。
30km/h以下であればフロントウインドウに設置されたセンサーが障害物を検知し、ブレーキを自動制御。完全停止までしますが、万一ぶつかってしまっても被害の軽減を図るというシステムです。
さらに、「アイサイト」のようにアクセルとブレーキペダルの踏み間違えに対処した「AT誤発進抑制制御」も搭載されています。


スマート・シティ・ブレーキ・サポートが作動中にブレーキをドライバーが踏んだ場合、車両かドライバーか踏力の強い方が優先される


CX-5では「スマート・シティ・ブレーキ・サポート」と「AT誤発進抑制制御」だけでなく、クルーズコントロールなども含めて「20S」と「XD」に7万8750円のセットオプションで用意。「XD Lパッケージ」には標準装備されています。


SCBSセンサーと呼ぶレーザーセンサーを採用。ミリ波レーダーなどを使うとコストアップにつながるため、価格を抑えられる同センサーにしたそうだ


発売1か月で約8000台の受注を得ているCX-5では、約6割が装着しているそうです。メーカーの想像を超える装着率で、お買い得な価格設定も功を奏しているのでしょう。「アイサイト」のように追従機能付クルーズコントロールやふらつき警報などはありませんが、ぜひチョイスしたいオプションです。


(塚田勝弘)



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