27日、SoccerJournal編集部内では、今シーズンを振り返る大討論会が行なわれた。

 日本代表のアジアカップ優勝、長友佑都のインテル入団というビッグニュースが列島を駆け巡った一月から、あまりにも大きかった東北地方太平洋沖地震の影響、これに纏わる日本の南米選手権辞退やベガルタ仙台の躍進。日本に歓喜をもたらした“なでしこジャパン旋風”に、J1昇格1年目の快挙となった柏レイソル優勝、熾烈なJ1残留争い、メッシがファンを魅了したクラブW杯まで――、実に様々な出来事があった2011年から5大ニュースを選定しようというのだ。

 議論は夜を徹して行なわれ、あまりの盛り上がりに他部署からの飛び入り参加も入るなど紛糾。編集部アルバイトで、SJの女子マネージャー的役割を担当するゆいむんも男性スタッフに負けじと積極的に主張を行っては即時却下をされつつ、紆余曲折の末に以下のニュースを「SJ編集部が選ぶ5大タイトル」として、SJ参加ブロガーの考察とともに振り返ってみたい。


■5位:メッシ来日も日本テレビが試合後にKY質問、あわやぶち切れか

 12月に行なわれた、FIFAクラブワールドカップ2011の優勝セレモニーにおける一幕の様子が5位に入った。出場した2試合とも4-0、ボールポゼッション平均70%というバルセロナの圧倒的な強さばかり印象に残るかと思われた大会だが、閉会式でまさかのオチが待っていた。

 クラブ世界王者のMVPとして名実ともに世界一の選手となったメッシと、日本最高のコメディアンである明石家さんま氏の"競演"は非常に高い吸引力となるも、程度の低い日本メディアの番組作りにファンは大きく失望したことだろう。SoccerJournal上でも多くのブロガーが取り上げた。

明石家さんまさん、クラブワールドカップで見事な世界デビュー - 2011年12月21日
クラブワールドカップ決勝戦でバルセロナのメッシさんがキレキレだった件。 - 2011年12月19日08時04分



■4位:日本人選手の加入は初、長友佑都がインテル入団

 いまや日本代表はおろか、世界的な左サイドバックとして名を馳せつつある長友佑都。彼が世界王者インテルへ移籍したのは、今年1月31日のことだった。

 インテル加入後、長友は驚異的な心肺機能とフィジカルの強さを活かしてポジションを確保。縦横無尽にピッチを駆け回り、紆余曲折ありながらもチームのダイナモ的存在に成長した。2006年の明治大在籍時に控え部員だった長友のキャリアアップは、まさにシンデレラボーイと呼ぶにふさわしい。

長友の素晴らしい成長。ドリブルでの仕掛け。センタリングの質。ヘディングの強さ。【インテルvsレッチェ】>長友の素晴らしい成長。ドリブルでの仕掛け。センタリングの質。ヘディングの強さ。【インテルvsレッチェ】 - 2011年12月27日
インテルが長友佑都に課す『イタリアのDF』としての振る舞い - 2011年11月08日

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