左より、千野志麻アナウンサー、ファイティングポーズを構えるスピードワゴンの井戸田潤、ロンドンブーツ1号2号の田村亮
 ロボット格闘技の世界を舞台に、人生に挫折した男の再起のドラマと、父と息子とのかけがえのない絆を描いた、ヒュー・ジャックマン主演による感動大作『リアル・スティール』。12月9日の劇場公開から初日3日間で初登場3位を記録した後、19日には“素敵なパパタレント”として、ロンドンブーツ1号2号の田村亮と、スピードワゴンの井戸田潤をゲストに迎え、トークショーを実施した。

 MCの千野志麻アナウンサーより“素敵なパパタレント”として紹介され、一昨年に女優・安達祐実と離婚した井戸田は「僕で大丈夫ですか?」と自虐的なコメント。まずは映画を観た感想について、田村が「正直ナメてましたね。そこまで感動するとは思ってなかったんですけど、まさかこんなに感動するとは。子供と一緒に観たかったなと思うぐらい、少し後悔してます。」と述べると、その田村の隣の席で鑑賞していた井戸田は「ビックリするぐらいの映像とストーリーの良さが最高で、たまらないですね。いずれロボットが人間を追い抜くんじゃないかなっていうぐらい、動きがすごいですよね。」と述べた。

 劇中で息子のマックスが「父さん、僕のために戦って」と懇願する台詞がポスターにも使用されているが、ヒュー・ジャックマン演じる父親役のチャーリーと自身を重ねて、田村は「子供がすごく真っ直ぐな目をしてお願いすると、親としては言うことを聞きそうになるんですけど、ちゃんと子供のためを思って断る所は良かったなと。僕もああいう風に子供にちゃんと言えたらなと思いました。」とコメント。井戸田が「子供が父親に『頑張って一生懸命、僕のために何かやってよ』と言う所は、本当にウルウル来ましたね。でも、その前に亮さんがウェって泣いてるのが、もう見てられなかった。」と暴露した。

 続けて、人生に挫折した父チャーリーについて、田村は「自分もだらしない所はもちろんあるし、お父さんの気持ちが凄く分かって、たまらなかったですね。芸人とか、ちょっと博打みたいな仕事じゃないですか。奥さんも大変かなと思ったり、思い当たる節がありましたね。」とすっかり感情移入した様子。映画冒頭でのチャーリー同様、子供と別居している井戸田が「僕の場合は家庭環境が違って、離れている部分がありますけど、子供にとても会いたくなりました。『リアル・スティール』のチケットを買って贈ろうかなと思いますね。」と答えると、客席から温かい拍手が沸き起こった。

 そして、今後はどのように子供と接したいか聞かれると、井戸田は「クリスマスが近いので、すごくいっぱいプレゼントをあげます。」とコメント。それを受け、田村は「僕は、プレゼント作戦ではないですよね。背中を見せるみたいな。」と述べたが、井戸田が「だって、俺は背中を見せる機会がなかなか無いんですよ。」と述べると、「ゴメン、俺が悪かった。」と素直に謝罪。「僕は、ダメな所を一度見せる所から始めて…。」と続けた田村に対し、すかさず井戸田は「いや、テレビで結構見せてますよ。」と反撃したが、「向かい合うのが良いのかもしれないですね。本音を言ったり、男同士が分かり合うみたいな。自分の思っていることをちゃんと伝えるのが大事なのかなと思いましたね。」と、まるで自身の行いを振り返るかのように真剣に答えた。

 

 劇中でロボット格闘技を通じて、絆を深めていく親子を見て、田村は「僕は子供と一緒に釣りに行くんですけど、子供が鯉を釣っていて、もう引きずられそうになった所を、お父さんが支えてあげるとか…。」とコメント。一方、井戸田が「お父さんじゃないと出来ないという所をアピールするために、ジャムの瓶を全然開かないように、ものすごく固くして置いといて、スッと開けるとか。」と答えると、千野アナより「ジャムの瓶はあんまり…。」とダメ出しされ、「じゃあ、何の瓶なら!?」と聞き返したが、千野アナに「これからも親子の絆を深めていって欲しいと思います。」と締められて、終始笑顔の絶えぬままイベントが終了した。

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