1つで2役は当たり前!? 進化するウォームグッズ

いよいよ寒さ本番。今年は例年にも増してウォームグッズが充実している。ひざ掛けやストールなどの定番アイテムも年々進化しており、最近では1つで何役もこなしてくれる頼もしいアイテムが増えている。

東京の銀座三越では25日まで「銀座リビング ウォームコレクション」を展開中。さまざまなウォームグッズを紹介しているが、2way、3wayに使えるアイテムも目立つ。たとえば「ボタン付き ウールひざ掛け」（8,925円）はボタンを留めればショールにもなる2wayひざ掛け。2カ月でおよそ40着が売れた人気商品だ。

ほかにも、ショール・腰巻き・ひざ掛けに使える3wayストールや、ベスト・ショール・襟付きショール・ひざ掛けに使える4wayストールなど、使い勝手のよいグッズがズラリ。担当者いわく、
「一昔前までは“ひざ掛け”タイプが主流でしたが、数年前に“ウォームビズ”という言葉が使われだしたころから、徐々に工夫を凝らした関連アイテムが増えています」
今年は節電推奨の流れでより注目度も高い。

また、昨今の家ナカ志向の高まりをうけ、自宅でのリラックスタイムに使える本格的なアイテムも人気。銀座三越で扱っている「着られる毛布」（8,400円）は6カ所を留めるスナップとジッパーが付いていて、名前のとおり、留めればリビングウェアに早変わりする。首から全身をしっかり温めてくれ、TVを見たり、読書をするときに最適だ。

インテリアグッズなどを扱う自由が丘のショップ「ホッチポッチ自由が丘店」でも、昨年から販売している「カウチケット」（3,150円）が好評。こちらはあらかじめ袖が付いた、いわば“着るため”のブランケット。フカフカのマイクロフリース素材で、お風呂上がりなどにも快適。もちろん寝るときにも使える。今年は9月下旬より販売をスタートし、すでに100個近く売れているという。
「昨年は贈り物が多かったですが、今年は節電も意識してか、ご自宅買いが目立ちます」
と同店の担当者。これからの季節、クリスマスプレゼントにも喜ばれそうだ。

商品のバリエーションも充実し、選ぶ楽しみも増えた今年。真冬を迎える前に、ぜひお気に入りのウォームグッズを見つけてみては？
（古屋江美子）