自分に似合うめがねの選び方

めがねはファッションの重要なアイテムだけど、めがねを選ぶのって意外と難しい。どれが自分に似合うのか分からなくて、とりあえず周りの人がかけているようなものを選ぶ。そんな無難な選び方をしている人は少なくないのでは？　そこで、本当に自分に似合うめがねを選ぶ方法を『めがねを買いに』の著者である、眼鏡スタイリスト・藤裕美さんに伺った。

――最近のめがねの流行はどんなものでしょうか？
「ここ3、4年は黒ぶちのウェリントン、ボストン、丸めがねなど、クラッシックな形のめがねが人気です。全体的にレンズの大きさは大きめ、洋服はおしゃれにして、めがねはあえてダサく見せておしゃれ感を出すかけ方が世界的に主流です。

日本は黒ぶちをかけている人が多いのですが、欧米ではクラッシックな形をしたカラフルなめがねをかけている人も増えています。

めがねが苦手な人、かけ慣れていない人は、トレンドを意識せずに長く使える自分に似合う1本を選ぶほうが私的にはおすすめです」

――では、自分に似合うめがね選びのコツを教えてください。
「コツは、めがねのことを知る、自分らしいめがねを選ぶ、めがねに興味をもつ、いろんな種類のめがねをかけてみる、好きな眼鏡屋を見つけることです。

めがねによってがらりと顔や印象が変わるので、今まで知らなかった自分に出会えます。そしてかけるめがねによって、自分の気持ち、周りの反応も変わるところがめがねの面白いところです。

とにかく街を歩いているめがねをかけている人、TVや雑誌に出ているめがねをかけている人、いろんな人のいろんなめがね姿をちょっと気にして見てください。それだけで、めがね選びがぐんと上手になっているはずです。眼鏡屋の店員さんと積極的に話すことも重要です！

そして、めがね選びの一番のコツは、
「『めがねを買いに』を熟読してください(笑)」

ということで本書も読んでみた。いろんな種類のめがねが掲載してあり、見ているだけでも楽しくなる。また、目がレンズの中央にくるようにかけると印象が違うなど、知らないことばかりで、まさに目からウロコが落ちた。

こういう形・色なら大丈夫……という選び方をしていたが、もっと遊んでみたくなってしまった。
皆さんも自分に似合う1本を探してみてはいかがだろう。
（上村逸美／boox）