“価値観の合う相手”との出会いを導く羅針盤
「白馬の王子様が現れるのを待っている」と語る女性は、やはり実際にいるようだ。しかし、馬鹿にできない。「今まで出会ったことのないような、本当に自分にふさわしい女性がいるに違いない」と想い続けている自分にも、実は気付いてたりするから。
そんな私が、あるセミナーに出席してきました。11月某日、結婚相手紹介サービス業「ツヴァイ」主催で開催されたのは、「『愛・コンパス』について」なるメディア説明会。
「何が始まるんだ?」と待ち構えていると、まず配布されたのは1枚のチェックシート。ここには32の設問があり、5つの選択肢が用意されている。自分のこれからの生活スタイルや、家族との生き方についての理想を尋ねるような項目が多いようだな。
これを5分間で記入し終え、提出。う〜ん、私の何かがわかるのだろうか……?
そして始まった、同社による説明。私が記入したのは、イメージチェックシート「愛・コンパス」と呼ばれる“出会いの羅針盤”で、同社が新たに開発した出会いのカタチだという。これで自身のライフスタイルや価値観、将来の家庭生活のイメージをチェックするそうだ。しかし、なぜそこまで価値観を重視するのか?
「以前は“三高”などが持て囃される時代がありましたが、2010年に入ると“新3K”という概念が登場します」(同社・担当者)
この“新3K”とは、「価値観が同じ」「金銭感覚が同じ」「雇用形態の安定」の頭文字「K」を取った3つの要素。21世紀に入ってから、世間では価値観や人柄が大切にされる傾向が強くなっているそうなのだ。
だからこそ、「愛・コンパス」でそれぞれの価値観を確認して行こうという考え方。このチェックシートにある32の設問は、約10万件の“幸せな結婚をした夫婦”の価値観データを基に、約3年をかけて作成されたという。
「婚活をしていく中で、『自分は何を大事にしているのか?』というのがわからなくなってしまうことがよくあります」(担当者)
だからこそ、自分がどうして行くと良いのかという“気付き”を与えるためのサービス。そんな風に考えるといいかもしれない。
そこで、先ほど私自身が行った「愛・コンパス」の診断結果について。
先ほどの記入から数分後に何枚かの紙が渡されるのだが、その中からまずは「あなたのライフスタイル」と題されたものを見てみたい。ここには、自身が大切にしているライフスタイルや価値観がズバッと本人に提示される内容が記されている。
「いつも家族や恋人の存在を近くに感じつつ、会話に耳を傾ける癒し系の男性です」
「恋愛や家庭も大事、でも自分の生活も大事というバランス感覚を持った人です」
「仕事や趣味に追われ、家族やパートナーを省みることが後回しになりがちです」
私はそういう人らしい。「納得!」という部分もあれば、「そうかぁ……」と気付かされる部分もある。
続いては、気になる「あなたへのアドバイス」。
「自分の都合よりも家族の団らんやつながりを優先するかどうかが、お相手選びの大切なポイントになってきます」
「家族を最優先に考えるタイプのお相手がよさそうです」
「自分の時間と相手との時間のメリハリをつけると、より充実した毎日になるでしょう」
耳が痛いというか、何というか……。痛いところを突かれた気分だが、それは核心に触れているという事か?
そして最後に渡されたのは、まさに羅針盤。自分がどういうものに興味があり、どういうものに対して興味はないのか。それが、一目でわかる表を作ってもらった。この中で興味のある項目が重なり合う男女は、「価値観が合う」と言えるだろう。
その反面、合致していないからこそ上手く行くパターンもある。例えば、女性が「インテリアのこだわり」の度合いが強かったとして、男性はそれほど興味がなかった場合。女性が「アジアンテイストの部屋にしたい!」と主張しても、男性側は「あぁ、お前の好きにしていいよ」と受け止めてくれるかもしれない。主張の強い者同士ではないからこその、この着地点。
こんな形で、この羅針盤は見ていくといい。
……といったこの「愛・コンパス」は、同社の会員同士で自由に閲覧し合えるシステムになっているという。
「相手に自身のアピールポイントや、『自分はどんなことを大事にしているのか』といったものを伝えることができる。そのような点が好評を得ております」(担当者)
晩婚化も進んでいる、この昨今。「いずれは結婚するつもりだが、適当な相手に巡り合わない」と考えている人も多いそう。しかし気付かぬうちの“高望み”が、好機を逃す原因になっているとしたら悲しい。
この羅針盤を、“価値観の合う相手”との出会いのための一つの選択肢として考えるのもいいかもしれない。
(寺西ジャジューカ)
そんな私が、あるセミナーに出席してきました。11月某日、結婚相手紹介サービス業「ツヴァイ」主催で開催されたのは、「『愛・コンパス』について」なるメディア説明会。
これを5分間で記入し終え、提出。う〜ん、私の何かがわかるのだろうか……?
そして始まった、同社による説明。私が記入したのは、イメージチェックシート「愛・コンパス」と呼ばれる“出会いの羅針盤”で、同社が新たに開発した出会いのカタチだという。これで自身のライフスタイルや価値観、将来の家庭生活のイメージをチェックするそうだ。しかし、なぜそこまで価値観を重視するのか?
「以前は“三高”などが持て囃される時代がありましたが、2010年に入ると“新3K”という概念が登場します」(同社・担当者)
この“新3K”とは、「価値観が同じ」「金銭感覚が同じ」「雇用形態の安定」の頭文字「K」を取った3つの要素。21世紀に入ってから、世間では価値観や人柄が大切にされる傾向が強くなっているそうなのだ。
だからこそ、「愛・コンパス」でそれぞれの価値観を確認して行こうという考え方。このチェックシートにある32の設問は、約10万件の“幸せな結婚をした夫婦”の価値観データを基に、約3年をかけて作成されたという。
「婚活をしていく中で、『自分は何を大事にしているのか?』というのがわからなくなってしまうことがよくあります」(担当者)
だからこそ、自分がどうして行くと良いのかという“気付き”を与えるためのサービス。そんな風に考えるといいかもしれない。
そこで、先ほど私自身が行った「愛・コンパス」の診断結果について。
先ほどの記入から数分後に何枚かの紙が渡されるのだが、その中からまずは「あなたのライフスタイル」と題されたものを見てみたい。ここには、自身が大切にしているライフスタイルや価値観がズバッと本人に提示される内容が記されている。
「いつも家族や恋人の存在を近くに感じつつ、会話に耳を傾ける癒し系の男性です」
「恋愛や家庭も大事、でも自分の生活も大事というバランス感覚を持った人です」
「仕事や趣味に追われ、家族やパートナーを省みることが後回しになりがちです」
私はそういう人らしい。「納得!」という部分もあれば、「そうかぁ……」と気付かされる部分もある。
続いては、気になる「あなたへのアドバイス」。
「自分の都合よりも家族の団らんやつながりを優先するかどうかが、お相手選びの大切なポイントになってきます」
「家族を最優先に考えるタイプのお相手がよさそうです」
「自分の時間と相手との時間のメリハリをつけると、より充実した毎日になるでしょう」
耳が痛いというか、何というか……。痛いところを突かれた気分だが、それは核心に触れているという事か?
そして最後に渡されたのは、まさに羅針盤。自分がどういうものに興味があり、どういうものに対して興味はないのか。それが、一目でわかる表を作ってもらった。この中で興味のある項目が重なり合う男女は、「価値観が合う」と言えるだろう。
その反面、合致していないからこそ上手く行くパターンもある。例えば、女性が「インテリアのこだわり」の度合いが強かったとして、男性はそれほど興味がなかった場合。女性が「アジアンテイストの部屋にしたい!」と主張しても、男性側は「あぁ、お前の好きにしていいよ」と受け止めてくれるかもしれない。主張の強い者同士ではないからこその、この着地点。
こんな形で、この羅針盤は見ていくといい。
……といったこの「愛・コンパス」は、同社の会員同士で自由に閲覧し合えるシステムになっているという。
「相手に自身のアピールポイントや、『自分はどんなことを大事にしているのか』といったものを伝えることができる。そのような点が好評を得ております」(担当者)
晩婚化も進んでいる、この昨今。「いずれは結婚するつもりだが、適当な相手に巡り合わない」と考えている人も多いそう。しかし気付かぬうちの“高望み”が、好機を逃す原因になっているとしたら悲しい。
この羅針盤を、“価値観の合う相手”との出会いのための一つの選択肢として考えるのもいいかもしれない。
(寺西ジャジューカ)