家の中でも底冷え対策に、簡単に着用できるエコ商品『レグぽか』を。色は黒、茶、オレンジ、ピンクの4色。4980円(税込)
画像提供:龍野コルク工業株式会社

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寒い冬の底冷えは体にこたえる。冷えから足を守る方法はないだろうか。電気を使わないでいい温め方はないだろうか。経済的な商品はないだろうかと毎年冬がくる頃に試行錯誤している筆者。

そこで見つけたのが体温を熱源としたエコ商品。『Cubeads(キュービーズ) レグぽか』。2011年9月1日から龍野コルク工業株式会社から販売されている商品である。

キャッチコピーは「電源はあなたの体温です!」。つまりランニングコストゼロ。電気なしで温まるとは、いったいどのような仕組みになっているのか。

「断熱材として多く使われる『発泡スチロール』。この小さな粒子が、ひざ下からかかとまでの下腿(かたい)から出る熱を逃がさずガッチリためるので、ポカポカほど良く温まります」と担当者。

つまり熱源は自分自身。商品の中に詰まっている細かな発泡ビーズの保温性で温かさを維持するという仕組みなのだ。

『レグぽか』の保温力を証明するサーモグラフ測定結果を紹介しよう。

モニターは健康状態が良好の男性。体温がほぼ左右の差がなく、低く保たれている状態で測定を開始。『レグぽか』を片足に装着し、20度に固定された部屋で、一定時間待機して測定を行った。

10分経過したのち、保温していない側の末梢部から体温低下が始まる。一方、保温状態の左足は体温が上がる。外気で体温が冷やされないため、中枢温(深部体温)に近づこうとしているのがわかる。ふくらはぎ以外は、加温側の足も冷たいが、若干の左右の差は見受けられる。

20分経過の後、右足はさらに室温に近づいてゆく、一方保温している側の足は、どんどん中枢温に近づいている。

30分経過の後、保温状態がさらに明確になる。このため、末梢にかけても温度差が生じる。モニターは加温側のつま先と、非加温状態の側で、つま先の間隔の違いを訴える。

『レグぽか』をつけて、筆者もさっそく保温力を確かめることにした。
ホニャホニャとした独特の柔らかさが特徴の『レグぽか』。ファスナーを開け、パジャマを着たまま足を入れ、閉めたら設置完了。『レグぽか』は軽くて、着用しながら動けるのだが、足が細い方は、筆者のようにパンツやパジャマの上から着用したほうが、移動中に『レグぽか』がずれることがないだろう。

そして数分後。普通なら冷え切ってしまっているひざ下が、ポカポカしているのに気づく。これはいい!

「適度な締め付け感があり、むくんだ足にもおすすめですし、着けて歩けるので、家事やオフィスなど幅広い場所で使用可能です。また、説明書には書いていませんが、おやすみ時の足枕として、車いす使用時やベッドへの移乗時にはプロテクターとして、そして『レグぽか』2つをファスナーでつないで腹巻や、からだと椅子の背の間に入れて腰用クッションにもなります」と担当者。

このアイデア商品は洗濯可能(手洗い)なので、日常使いに困らない。この冬、家の中で使うマスト商品になりそうだ。
(W. Season/studio woofoo)