ダンカン・ジョーンズ監督<br />© 2011 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.

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 全米でこの春公開され、観る者の想像を完璧なまでに裏切る鮮やかなプロットで映画ファンを騒然とさせた、衝撃のサスペンス・アクション『ミッション:8ミニッツ』が、いよいよ本日28日より全国公開。監督は、デヴィッド・ボウイを父に持ち、SFサスペンス『月に囚われた男』で長編映画監督デビューを飾った、ダンカン・ジョーンズ。本作が長編映画監督第2弾となる彼が、映画のテーマについてなど語った。

 ダンカン・ジョーンズは本作の見所について、ラブストーリーとアクション、そして「警告:このラスト、映画通ほどダマされる。」とのキャッチコピーにもある結末を挙げている。彼自身が撮影当初には予想していなかったというラブストーリーだが、ジェイク・ギレンホール演じる主人公のスティーヴンスは、8分間のミッションを繰り返す内に、目の前にいた見知らぬ女性クリスティーナ(ミシェル・モナハン)に好意を抱き始め、彼女の命を救うためにも、連続爆破テロを阻止したいと心から願うようになっていくのだ。


 公開に先駆けて、いち早く本作を鑑賞した女優・加藤夏希は、繰り返されるミッションの中で、スティーヴンスとクリスティーナの距離感の変化を鋭く指摘。同じ女性の立場から、クリスティーナの細かな仕草から垣間見える彼女の心理や、恋の駆け引きについて想像を膨らませている。彼女が同作の楽しみ方について「友達同士で行っても楽しいと思うんですけど、できれば恋人同士で観て欲しいですね」と語るように、カップルでスリルを共有体験する楽しさもあるだろう。

インタビュー:加藤夏希「友達同士もいいけど、できれば恋人同士で観て欲しい」

 MOVIE ENTERの特集ページでは、試写会に参加したブロガー達のレビューを一挙掲載。“映画通ほどダマされる”結末や、犠牲者の〈死ぬ8分前〉に入り込むという奇抜なアイディアに対して、様々な解釈が寄せられ、意見が分かれているのが面白い。映画を観終えた後に、自分の解釈を他者と共有し、新たな発見に気付くのも本作の楽しみ方の一つだろう。

『ミッション:8ミニッツ』特集ページ - MOVIE ENTER

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