『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』 (C)2010 TWENTEITH CENTURY FOX
 10月7日より公開となった『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』が初日からの4日間で興収約7億2800万円という好成績を記録し、初登場第1位を獲得した。観客動員数は、早くも50万人を突破し、最終的な興収は30億円を狙える快調なスタートを切った。

 本作は、人間が高度な知能を持つ猿に支配されるという前代未聞の世界観と衝撃的なラスト・シーンで映画史上に輝く名作となった『猿の惑星』(1968年)の“起源”を解き明かす超大作。舞台は、現代のサンフランシスコ。シーザーと名付けられた猿は、突然変異的な進化を遂げ、高度な知能を身に付ける。シーザーは自由を求め、地球を支配する人類を脅かす存在へと成長していく。果たして、シーザーは自由を手に入れることが出来るのだろうか。

 全米では、公開から2週連続第1位を記録し、全世界興行収入はすでに約300億円を突破している。これは、ティム・バートン監督の『PLANET OF THE APES/猿の惑星』を越え、『猿の惑星』シリーズ歴代最高記録を更新する好成績。まさに歴史的な大ヒット作品となっている話題作だ。

 これらの大ヒットした要因として、登場する全ての猿が『アバター』を生み出した技術スタジオ WETAの革新的な映像技術を駆使して制作されたCGであることと、シリーズの中でも群を抜く質の高いドラマ性が批評家、観客から絶賛され、口コミとして広がっている点が挙げられる。オリジナルを知っている昔からのファンだけでなく、当時を知らない20代から30代の観客もいることからも、そのことが証明されている。

 9月24日には、有明でジャパン・プレミアが開催され、サッカー選手の澤穂希 、俳優の石原良純さんをゲストに招き、盛り上がりを見せた。また、現在OAされている澤が出演した特別テレビCMは大きな反響を呼んでいる。さらに6日には、大分県高崎山自然動物園にて“猿と人間との絆”をテーマに、史上初の試みとなる『猿と人間が一緒に観る上映会』を実施。どちらも各メディアで取り上げられ、話題を集めた。

 “猿と人間との絆”が大きな感動を呼び、口コミとして広がっている点が挙げられています。幅広い層の集客によるロングラン上映の可能性もあるといわれている本作。この勢いはどこまで続くのだろうか。

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