『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』(C)2011 TWENTIETH CENTURY FOX

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 10月7日より公開となる『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』の予告編、ポスターが公開された。本作は、1968年に公開された『猿の惑星』の起源を解き明かす内容に仕上がっている。基となる『猿の惑星』は、映画史上に燦然と輝く名作と言われており、人間が高度な知能を持つ猿に支配されるという前代未聞の世界観、衝撃的なラスト・シーンが印象的であった。

 今回公開された予告編では、科学者・ウィル(ジェームズ・フランコ)の家で一緒に暮らすことになった猿・シーザー(アンディ・サーキス)がまるで人間のように成長していく驚愕の進化の様子が描かれている。知能、思いやりを持ち、愛する心が芽生えるようになったシーザーは、人間への失意から悲しい決意を固め、衝撃的な結末へと導いていく。<予告編はこちら

 また、公開されたポスターには、ウィルとシーザーの真剣な表情に加え、“これは人類への警鐘”の文字。この言葉が意味することとは一体何なのか。『猿の惑星』へ繋がる起源の秘密とは。期待と共に恐怖さえも感じさせるような仕上がりとなっている。

 ウィルを演じるジェームズ・フランコは、『スパイダーマン』シリーズや『127時間』に出演し、本年度のアカデミー賞の司会を務めたハリウッドで今最も旬な俳優。また、最新OGI技術により描かれたシーザーは、『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズのゴラム、『キング・コング』のコングを演じたことで知られるパフォーマンス・キャプチャーの先駆者であるアンディ・サーキスが動きをつけている。さらに『アバター』でアカデミー賞を受賞した、ハリウッド最高峰・VFX工房WETAデジタル社がタッグを組み、感情や知性といった繊細な内面までもが表現された映画史上最高の“猿”が誕生した。

 本作の基となる『猿の惑星』は、『2001年宇宙の旅』と共に製作当時よりSF映画界に新しい分野を開拓した神話的作品となっている。猿が主人公となり、馬に乗り、言葉を話し、人間を支配する逆転の発想は、手塚治虫が自身のエッセイ集の中で傑作と絶賛するほどである。

 さらに、先日行われた京都大学霊長類研究所の研究発表で発表された“チンパンジーが相手の行動を読み取り、自分の行動を決めるコミュニケーション能力を持つことができる”が話題となったが、これは本作で描かれている猿の“進化”が現実で起きていることになる。研究が進めば、本作で描かれたことが現実となる日も近いのでは。

 『猿の惑星』を観て、予習しておくといいかもしれない。

 10月7日(金)より TOHOシネマズ日劇他全国ロードショー。

『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』-公式サイト
『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』-公式チャンネル

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