自民党所属議員が来月初旬、竹島(韓国名・独島)の近くに位置する鬱陵島(ウルルンド)訪問を計画していることと関連し、自民党議員が航空券を予約したと複数の韓国メディアが報じている。

 韓国メディアは、これまで韓国外交部は17日に訪韓した杉山晋輔外務省アジアオセアニア局長を通じて鬱陵島への訪問自粛を要請したが、自民党所属議員は現在までこの計画を撤回しておらず、8月1日に韓国に到着する航空券を予約したと伝えた。

 外交消息筋は「4人の日本の自民党議員が、8月1日の午前便で羽田空港を出発し、金浦空港に到着する飛行機のチケットを予約した。出国は4日午後に予定されている」と伝えた。これらの議員の訪韓期間中のスケジュールはまだ確認されておらず、韓国政府は今後の展開を見守った後、具体的な対応策を設ける見通し。

 韓国政府は20日にインドネシア・バリで開かれる東南アジア諸国連合地域フォーラム(ARF)で、日韓外交長官会談が予定されており、この席を通じて韓国政府の立場を明らかにするという。また、韓国外交部は23日に予定された日韓外交長官会談でも訪問自粛を再び要求する方針。

 また、日本の相次いだ行動は計算された挑発であり、竹島を国際的に紛争地域化しようとする意図があるだけに、冷静で慎重な対応を取るべきだと指摘する韓国メディアもみられた。(編集担当:李信恵・山口幸治)



■最新記事
外務省の大韓航空の利用自粛に、韓国で日本製品ボイコットの声
外務省、大韓航空を行事に招待しない措置「韓国軽視の表れ」―韓国
外務省、大韓航空の竹島デモ飛行に反発、職員に利用自粛を指示
韓国が自国大陸棚を大幅拡張の方針、中国反発「火事場泥棒だ」
竹島問題に抗議、韓国が震災募金を中止・返還・用途変更へ