夏休みといえば旅行です。旅行といえば、旅行会社の旗の下、カメラぶら下げて観光地をウロウロする団体旅行こそ日本の文化ではないでしょうか?しかし昭和の終わりとともに、パッケージツアーはすたれて行ったのでしょう。そんなすたれた廃墟ツアーのつもりで行ってみたところ、意外な発見がありましたのでレポートします。

私は何の因果か、老両親(70代)やら妻やらを連れ、旅行に行かなければならなくなりました。私のような国際ビジネスマンの旅行なら、ケイマン諸島で美人をはべらかしてトロピカルカクテルを飲みたいところですが(うわっ、その絵が結局昭和のバブル!)、ファミリーマンなので家族を大事にします。まして老い先短い老両親にメイドの土産に秋葉原に連れて行く訳にもいかず。
正直自分で車運転するのもめんどくさいので、何か無いかと思案していたところ、ありました。大手旅行代理店主催「立山黒部アルペンルート&トロッコ電車」。宿泊はもちろん、総ての交通費込みでお値段は一人30,000円程度。
ホテル代が一人分5,000円として、往復運賃、メシ代・・・まー割り算すれば決して高くは無いですね。

集合は東京駅八重洲口。風情があります。ビジネスマンがせわしく駆け抜けるラッシュ時間、まぬけな帽子をかぶったリュックサック姿で集合場所に行きます。
あーやはり予想通り、参加者と思しき人々は平均年齢50代後半というところでしょうか。私も決して年長組ではありません。親世代のジーチャン・バーチャンもけっこういるようです。あと女性二人組。なぜか男二人組は絶無。
この時点で親を連れてきても問題ないことが確信出来、一安心。あとは日本最大の旅行代理店に任せりゃ良いや、と早くも責任放棄出来、安心できました。


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