企業の中で、経営者/リーダーは漠然と「考えろ!」といったりしますが、考えるということは一体どんなことなんでしょう?考える作業から自走するには、どういう前提をシェアすることが必要なんでしょう?今日はその辺りのお話しです。


 ビジネスにおいて「考える」と言った場合に、どういうことなんでしょうね?

 特に、経営者は「自分たちで考えろ!」と幹部に怒ったりしますけど、幹部はどうすればいいのか当惑することがほとんどでしょう。

 私は、大きく3つのことがシェアされていないと、ビジネスにおいて「考える」という業務を遂行できないと思っています。

 ・企業はなんのために考えなくてはならないのか?
 ・考えるというのはどういう作業なのか?
 ・自分が考えることはどういうプロセスでどういう結果に結びつくのか?

 この3つですね。

 1つ目の問いへの解としては、「企業がどんな未来を作り出し、そこにどう近づきたいのか?を明確化するために考えなくてはならない」ですね。

 経営者がブレブレの場合はどうするの?という時には、ブレる幅が収まるために、3つぐらい作り出したい未来を明確化してあげればいい、という答えになります。

 まあ、プランニング専任のスタッフでないと、ここまではできないでしょうけどね・・・。

 でもまあ、メンバーは粛々と、その3つの未来に同時に近づくには?、もしくは2つの未来に同時に近づくには?1つの未来にだけ近づくには?というパターンで考えればいい。

 2つ目の問いへの解としては、たたき台づくり、フィードバックの繰り返しの作業であること。論点と解は分けて考えること。論点を考える作業は論理性が必要とされ、解を考える作業は創造性が要求される作業であること。

 具体的なレベルまで、論点が落ちた場合、解は蓋然性が高かったり、調べればわかったりするものになりますね。


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