大学院のMBAコースでは、いわゆるケースメソッドといわれる
プレゼン〜ディスカッション型の授業を行っています。
そんな日々の授業の中では、様々なタイプの生徒がいるんですよね。


特に、私が務める大学院は社会人向けなので、
様々な業界の多様なバックボーンを持つ方が多くいらっしゃいます。
教員として、各々の生徒のパーソナリティを知って付き合うのは
とても楽しく、刺激的な交流ができます。

ま、それはそれとして、
大学院教員として「スキルアップ」に携わる立場に立ってみると、
常々「伸びる生徒」と「伸びない生徒」っているなぁと思うんですよ。

そもそも、こんなことを偉そうに語れる立場ではないのですが、
今日は、「伸びる生徒の特徴」をツラツラ書いてみようと思います。


○ 最初に話し始める

最初に発言するタイプと、周り意見を聴いてから、
後半追い込むタイプがいます。
これも個性ですから、どちらでも構わないのですが、
まずは、ちゃんと自己の主張を堂々と発言できること。
必ずしも「最初」でなくても良いけど、
誰よりも前向きに自分の考え方を表現する姿勢は重要です。

それによって、周りの生徒には「たたき台」となる可能性もあります。
しかし、それが最も本人にとって勉強になると思うんですよ。


○ ヒトに問いかける

しかし、自己主張に終始している生徒は、
ある意味、学習機会を損失していると思うのですね。

特に、大きな声で主張をまくしたてても、
政治家の「演説」の訓練にはなっても、
本質的な「考えるチカラ」を鍛える効果は期待できませんからね。

様々な他者の意見から学ぶことって大きいんですよ。
人間、誰しもが「思考のクセ」や「独自の視点」を持っていますから、
自分とは異なる思考に触れることは、とても重要な学習機会です。

それと、もうひとつ。
「問いを立てる」ことって、とても難しいです。
以前「質問するチカラ」というテーマで記事を書きましたが、

続きはこちら