個人的には今、王将についてマーケティング的に褒めることほど恥ずかしい行為は無いのですが、褒めたいと思います。それは王将がヘソマガリな私にドンピシャな、非ナウ・マーケティングで成功していると思うからです。何よりそのあまりの王道ぶりにしゃらくさく無いところに好感が持てます。


マクドのクォーターパウンダーだの¥0コーヒーだの、絶妙だの、ティーザー・マーケティングだの、値入ミックスだの、クロスセーリングだの、ブレーンバスターだの回転足4の字固めだのは、もちろんマーケティング手法として、いろいろな研究から生まれたものだと思います。(後半は違います。念のため)

しかし今のネット社会では、クォーターパウンダーのやらせ行列が瞬時に露呈、暴露されてしまったように、仕掛けそのものが読まれてしまう時代になりました。プロレスの流血でショック死してた時代とは違い、「ありゃジュースつって、仕込んどくんだよね」ということは素人でも知っています。いろいろなマーケティング手法も、B-1がもてはやされたバブル時代にほぼペンペン草も生えないほどに刈り尽くされ、今更全く意表を突くような画期的手法というものは、そもそも生まれにくい土壌だと思います。
そんなやりにくい環境下、王道をずんずん行っているのが王将だと思いました。

ブレイクのきっかけはテレビ朝日「雨トーク」の「王将芸人」と言われています。私は毎回欠かさず見てるので、アレ見た翌日は王将に駆け込みましたもん。そりゃ食べたくなりますよ。特に鳥唐。
日ごろダイエット&健康上の理由から、自分から進んでは食べない鳥唐ですが、あの「魔法の粉」(オイオイ、大丈夫か、時節柄?!)と呼ばれるオリジナルスパイスをかけて食べる、という賞味方法まで語られちゃあ、居ても立ってもいられません。


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