100勝ドジャースがまさかの「借金2」…大谷翔平・村上宗隆らに待ち受ける、PSの“不気味なデータ”
今年は日本のファンにとって、例年以上に目移りする10月になりそうだ。大谷翔平、山本由伸、佐々木朗希のドジャース、鈴木誠也と今永昇太のカブス、松井裕樹のパドレス、村上宗隆のホワイトソックス、今井達也のアストロズ、吉田正尚のレッドソックス。なんと日本人選手9人が所属する6球団がPSへ進んだ。
全12球団の半分に日本人選手がいる。これだけそろえば「今年こそワールドシリーズでも日本人対決が見られるのでは」と期待したくもなるだろう。もし日本人選手が所属する球団同士のWSが実現すれば、岩村明憲のレイズと田口壮のフィリーズが対戦した2008年以来、18年ぶりだ。
なかでも、メジャー1年目で初めてのPSを迎える村上には大きな期待がかかる。
ホワイトソックスは2023年から3年連続で100敗以上。2024年には近代MLB最多の121敗まで沈んだチームだ。しかし、今季は84勝78敗まで盛り返し、2021年以来5年ぶりとなるPS進出を決めた。まさに今季最大級の復活劇と言っていいだろう。
しかもワイルドカードシリーズで対戦するアストロズは81勝81敗。何とか借金を背負わずにシーズンを終えたチームである。
村上にも、アストロズ投手陣を打ち崩した記憶がある。7月26日の一戦では2本塁打6打点と爆発し、12-3の大勝を呼び込んだ。ホワイトソックスはレギュラーシーズンの成績も上で、主砲にも派手な成功体験があるとなれば、十分に勝算はありそうに見える。
◆年間成績ではホワイトソックス優勢も…見逃せない不安材料
ところが、少し視点をずらすと、話が変わってくる。
地区優勝したアストロズは第3シードのため、最大3試合のワイルドカードシリーズはすべて地元ヒューストンで戦うことができる。さらに今季の直接対決でも、アストロズが5勝2敗で勝ち越している。
それだけではない。今季PSへ進んだ他の11球団との直接対決に絞ると、アストロズは27勝22敗。対するホワイトソックスは24勝36敗と大きく負け越していた。
この差は、両球団がどこから白星を積み上げたかを見るとわかりやすい。ホワイトソックスはPSに届かなかった18球団に60勝42敗と大きく勝ち越した一方、アストロズは54勝59敗と負け越している。
ところが、10月に戦う相手はいずれも強豪ばかり。そんな11球団に対して、アストロズは勝率.551で勝ち越したのに対し、ホワイトソックスは同.400。年間ではホワイトソックスが3勝多かったものの、PS進出球団との対戦に限れば見え方は逆転するのだ。
