バッテリー上がりで「ネットで調べた激安業者」を呼んだら“5万円の高額請求”に絶望…「基本料金1980円」のはずがナゼ!? JAFで「年会費4000円」払っていれば、もっと安く済んだでしょうか?
「基本料金1980円」のわな! 業者の高額請求トラブルが急増中
JAFの会員ではないからと、ネットで見つけた激安業者に依頼するのは非常に危険です。独立行政法人国民生活センターには、ロードサービスに関する相談が多数寄せられています。
例えば、「バッテリー1980円~」という広告を見て依頼したものの、現場で「緊急対応費用」や「特殊作業費」などを次々と上乗せされ、最終的に5万円近くを請求されたという20代の事例があります。
焦っているときは「早く直したい」という心理につけ込まれやすく、手持ちがなくてもクレジットカードで支払わされてしまうケースが後を絶ちません。実は、JAFに非会員の状態でバッテリー上がりの救援(昼間・一般道)を依頼した場合の正規料金は「2万1700円」です。
この金額を知っていれば、5万円という請求がいかに異常であるかが分かるでしょう。「数千円で済む」という甘い言葉には、痛すぎる代償が隠されているのです。
自動車保険のロードサービスだけで本当に安心できる?
「自分は自動車保険にロードサービスがついているから、JAFなんて必要ない」と考える人は多いかもしれません。確かに、自動車保険のサービスを使えば、無料でバッテリー上がりを解決できることが多いです。
しかし、ここにも「削り損のわな」が潜んでいます。自動車保険のロードサービスは、あくまで「契約している車両」に対して提供されるものです。例えば、友人の車を運転しているときや、旅行先でレンタカーを借りているときに起きたトラブルには対応してくれません。
さらに、保険会社によっては「バッテリー上がりの無料対応は保険期間中に1回のみ」といった回数制限が設けられていることがあります。冬場に一度利用してしまい、夏休みの帰省中にもう一度上がってしまった場合、自腹で数万円を払うハメになるかもしれないのです。
年会費4000円のJAFは「人」にかかる無敵の保険
一方、JAFのロードサービスは、「車両」ではなく「人(会員)」にかかるのが最大の特徴です。自分の車はもちろん、会社の営業車やレンタカー、さらには同乗しているだけの友人の車であっても、会員証があればサービスを受けられます。
入会金2000円、年会費4000円(継続時は年会費のみ)というコストを「もったいない」と感じるかもしれません。
しかし、年会費は月額に換算すればわずか約333円です。この金額で、バッテリー上がりやパンク、キー閉じ込みなどのトラブルに原則無料で、しかも何度でも対応してもらえます(一部対象外の作業あり)。
また、JAF会員にはロードサービス以外にも、全国の飲食店やガソリンスタンド、テーマパークなどで使える「会員優待」が用意されています。休日に家族で出掛ける際、これらの優待を賢く利用すれば、年会費4000円の元を取ることは決して難しくありません。
「もしも」のトラブルに備えつつ、日常のレジャーや外食でお得になる。万一のときに悪徳業者に捕まって5万円をむしり取られるリスクを考えれば、年会費4000円は決して高い出費ではないのではないでしょうか。今一度、自身の備えを見直しておくことをおすすめします。
出典
一般社団法人日本自動車連盟(JAF) 個人会員の入会メリット・費用について
執筆者 : 西村和樹
2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、第一種/第二種電気工事士、医療情報技師、2級ボイラー技士、ボイラー整備士

