サウジ移籍破談の堂安が先発で今季初出場 Eフランクフルト残留に指揮官は「素晴らしい決断」
◇ドイツ1部 Eフランクフルト1-4アウクスブルク(2026年9月6日 フランクフルト)
ドイツ1部Eフランクフルトの日本代表MF堂安律(28)が6日、ホームのアウクスブルク戦で今季初出場を果たした。先発し、後半42分までプレー。DF小杉啓太(20)はフル出場し、チームは1-4で逆転負けした。
サウジアラビアの強豪アルイティハドへの移籍が土壇場で破談になった28歳が、Eフランクフルトのピッチに帰ってきた。前半6分の先制により1-0で迎えた同11分、堂安は右サイドで相手選手に体をぶつけられながら粘り強く持ち運んで中央へパスを送り、決定機を演出。同45分にも力強いドリブルからFWエブヌタリブにラストパスを通すなど見せ場をつくった。
リードして終えた前半から一転、後半に入るとチームは失速した。再開直後の1分、2分に立て続けに失点。堂安は1-3の同31分にペナルティーエリア手前から左足でゴールを狙うも、枠の上に外れた。4失点で敗れたチームは開幕2試合でリーグワーストタイの計7失点。1分け1敗と厳しい船出となった。
地元紙のフランクフルター・ルンドシャウの堂安への評価はまずまず。「砂漠のクラブへ移籍寸前だった選手は、序盤はフランクフルトの攻撃陣をけん引し、巧みなパスやドリブルで貢献した。しかし、すべてが成功したわけではなく、いくつかのプレーは精彩を欠いた。後半に入ると存在感が消えた」と評した。
堂安は移籍金1700万ユーロ(約31億5000万円)、年俸900万ユーロ(約16億7000万円)を提示されたアルイティハドへの移籍が口頭での合意に達したと報じられながら、急転して残留が決定。フランクフルター・アルゲマイネツァイトゥンク紙は、「ヒュッター監督は、堂安律がEフランクフルトに残留することを心から喜んでいた」とし、高額なオファーを断ったことについて「素晴らしい決断だと思う」と語ったと記した。

