「見守る女性らが次々に失禁」空から見られていた金正恩の公開処刑
北朝鮮外務省は先月27日、米国が韓国への最新型ミサイル売却や北朝鮮の人権問題を巡る事業への資金支援を進めているとして、「異なる領域での敵対的行為に重大に、そして即時的に強く反応する」と警告した。朝鮮中央通信が伝えた。
米国のトランプ政権が金正恩総書記との対話再開に意欲を示す一方、北朝鮮側は米国の軍事・人権政策を「敵視政策」の継続と位置付け、対抗措置を取る可能性を示した形だ。
人権問題は軍事と並び、北朝鮮情勢の重要な要素となってきた。実際、核兵器開発を巡っては米朝間で何度も対話がなされてきたが、人権問題に関しては話し合いの余地すら認めていない。一方、仮に安全保障面で対話が進んでも、人権問題が放置されれば北朝鮮と欧米の本質的な協力は不可能だとの見方もある。
しかも、北朝鮮による人権侵害は単なる「疑い」ではなく、数々の証拠が存在するからなおさらだ。
2014年10月、平壌に近い姜健(カンゴン)総合軍官学校を撮影した衛星写真を見ると、広場に何らかの物体10個が一列に並べられている。それに向かって6門のZPU-4対空機銃(高射銃)が並べられていて、その後ろには、射撃の様子を観察するためと見られる場所が設けられている。
(参考記事:【写真】玄永哲氏の銃殺で使用の「高射銃」、人体が跡形もなく吹き飛び…)
この画像を米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)に提供した米北朝鮮人権委員会(HRNK)のグレッグ・スカラチュー事務総長によれば、「対空機銃を使って公開処刑を行っている状況に間違いない」と語っている。
そして、アジアプレスは同年10月、北朝鮮の内部情報に基づく「平壌で労働党幹部を集団銃殺か 金正恩氏の指導に違反」と題した記事の中で、10人の朝鮮労働党幹部が同軍官学校で処刑されたと報じており、HRNKの分析と時期的に符合するのだ。
ちなみに、対空機銃を使った処刑は特に残酷であり、「見せられた女性たちが次々に失禁した」という証言も伝えられている。

