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くら寿司と「ちいかわ」のコラボで、9月4日から配布が始まった数量限定の「オリジナル湯呑み」。ところが配布開始を待たずして、フリマアプリ「メルカリ」に複数出品され、一部はすでに売れていたことがわかった。

まだ店頭で配られていないはずのグッズが、なぜ売られていたのか。

くら寿司は9月4日、弁護士ドットコムニュースの取材に対し、配布開始前の出品を把握しているとしたうえで、「『無在庫出品』の違法出品として、運営サイト側への通報対応をしている」と回答した。

くら寿司は現在、景品の管理状況などについて調査を進めている。

今回のコラボでは、「ビッくらポン!」の景品をめぐっても不適切な取り扱いの疑いが浮上しており、同社は社内ルール違反などが判明した場合、「厳正な処分および法的措置も含めた厳格な対応」を取るとしている。

●配布前なのに「SOLD」も

問題となっている湯呑みは全4種類。会計2500円ごとに1個がプレゼントされる数量限定のグッズで、なくなり次第終了となる。

配布開始は9月4日だったが、前日の9月3日、弁護士ドットコムニュースがメルカリを確認したところ、この湯呑みをセットにした出品が複数見つかった。

中には、1万円を超える価格がつけられ、すでに「SOLD」と表示されているものもあった。

くら寿司は、弁護士ドットコムニュースの取材に対し、一連の事態について次のように回答した。

「当社といたしましては、SNSやフリマサイト等における『ちいかわ』コラボグッズの不適切な取り扱い・出品に関する一連の指摘や投稿を非常に重く受け止めており、現在、事実確認の迅速な調査を進めております」

くら寿司によると、事前出品で使われていた商品画像を確認したところ、「すべてがHP等からの画像やメディアに掲載された画像の転用」だったという。

●「ビッくらポン!」でも疑い浮上、管理体制をさらに厳格化

今回の「ちいかわ」コラボをめぐっては、これまでもグッズの取り扱いに疑問の声が上がっていた。

「ビッくらポン!」の景品について、SNS上で不適切に取り扱われた疑いが指摘されたとして、くら寿司は9月2日、事実関係を調査していることを公表した。

くら寿司は改めて次のように回答した。

「景品の管理に関しましては、原則として鍵付き倉庫内での保管、複数名での開封・補充作業、担当者の明確化など厳密な社内ルールに基づいた管理を行っており、従業員・関係者による不適正な持ち出しや取得、譲渡等は一切容認しておりません。

現在、調査中であるため、納品日程や個別の確認状況など、詳細な回答につきましては差し控えさせていただきますが、万が一、調査の結果として不適切な行為や、社内ルールの違反が判明した場合には、該当者に対する厳正な処分および法的措置も含めた厳格な対応を行って参ります。

また、あわせてグッズの提供数と在庫数の照合・管理体制の更なる厳格化に努めてまいります」

調査結果や今後の対応については、「事実関係が明確になり次第、速やかに当社ホームページ等にて改めてご報告いたします」としている。

●メルカリ「手元にない商品の出品は禁止」

では、配布開始前の出品を、メルカリ側はどうみているのか。

メルカリでは、出品者の手元にない商品の出品を禁止している。今回の出品について弁護士ドットコムニュースが問い合わせたところ、次のように回答した。

「メルカリでは、出品時に出品者の手元にない商品の出品を禁止しております。商品が手元になく発送可能な状態にないまま出品すること、また他のECサイト等から購入者へ直接発送することは、『禁止されている出品物』に該当いたします」

そのうえで、事務局が合理的な理由に基づき、禁止行為や禁止出品物に該当すると判断した場合には、「取引のキャンセル、商品の削除、利用制限などの措置を実施しております」と説明した。

今回確認された出品については「既にお客さま間でキャンセルおよび削除がなされております」と回答した。

今後については「手元にない商品の出品行為への対応を含め、くら寿司様と必要な情報交換を行いながら、お客さまに安心・安全にご利用いただけるよう努めてまいります」としている。