YouTubeチャンネル「【世界経済情報】モハPチャンネル」が、「【韓国経済】高齢者の貧困率が4割!OECD平均の3倍!半導体好調の韓国社会は社会問題を改善していけるのか!」と題した動画を公開した。AI半導体需要などで好調な韓国経済の裏側に潜む、高齢者の貧困問題とその背景について解説している。

近年、先進国入りを果たしたとも言われる韓国だが、OECDのレポートによると、65歳以上の貧困率は39.7%に上り、OECD平均の2.7倍という極めて高い水準にある。その理由について、動画では「韓国の年金制度って非常に歴史が浅く、皆保険制度になったのは1998年のこと」と説明。現在の高齢者は年金保険料の納付期間が短く、受給額が少ないことが根本的な原因であると指摘した。さらに、かつては家族経営の自営業が多く、家族で支え合うことが一般的だったが、近年は核家族化が進んでいることも貧困率を押し上げている。

また、貧困率は所得を基準に計算されるため、金融資産を考慮していないという見方もある。しかし、金融資産も全体の6割がごく一部の富裕層に集中しているというデータがあり、多くの高齢者が十分な貯蓄を持っていないのが実情である。現在の高齢者は、韓国が途上国だった時代に育った世代であり、この貧困問題は「韓国経済が急速に発展してきた結果」でもあると語られた。

一方で、政府による高齢者の所得補填や継続雇用を支援する制度により、貧困率は2015年の49.6%からここ10年で大きく改善してきているという。半導体産業などで莫大な利益を上げる韓国が、その富を社会問題の改善に生かし、「本当に先進国の仲間入りができるのか、社会が成熟していくのかにとって重要になってくるでしょう」と締めくくった。

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