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 ◇ア・リーグ ブルージェイズ5―1レイズ(2026年8月20日 セントピーターズバーグ)

 ブルージェイズ岡本和真内野手(30)が20日(日本時間21日)、敵地でのレイズ戦の2回に先制ソロを放った。球団の新人本塁打記録を更新する2試合ぶりの26号。ドジャース・大谷の30本、ホワイトソックス・村上の29本とともに、日本選手による「30発トリオ」も視界に捉えた。同地区首位のレ軍には4カード目で今季初の勝ち越し。ワイルドカードでのポストシーズン進出も見えてきた。

 敵地での号砲が、岡本の復調気配を雄弁に物語っていた。2回先頭で先発左腕シーモアの真ん中高めへのスライダーを完璧に捉える。打球速度107・3マイル(約173キロ)の一発はあっという間に左翼席中段へ。「良かったと思う」。表情を変えずに淡々と話したが、そのアーチには大きな価値があった。

 先制の26号ソロ。2試合ぶりの一発で、自身が持つ球団の新人最多本塁打記録を更新した。さらに大谷の30本、村上の29本と合わせ、日本選手の「30発トリオ」誕生も秒読みとなった。日本選手の1年目の30本塁打は初。村上とともに歴史を塗り替えれば、同時に過去一度もないトリオが生まれることになる。

 これで6試合連続安打。6月26日時点で打率・245だったが、7月は月間打率・213と低迷した。4回1死では左翼線二塁打を放ち、7試合ぶり今季27度目のマルチ安打だ。復調はチームの成績に直結する。岡本の一発を含めた3本のソロが効き、同地区首位のレ軍に快勝。一時は1勝8敗だった難敵に4カード目で初めて勝ち越して、ジョン・シュナイダー監督は「本塁打が試合を進める上で間違いなく助けになった」と話した。

 7月28日に今季ワーストの借金10だったチームは、そこから14勝7敗と盛り返した。ポストシーズン進出圏内であるワイルドカード3位のツインズ、レンジャーズとは0・5ゲーム差に肉薄。「また明日も頑張りたい。投手は毎日違うし、その日の練習でしっかり調整してやっていきたい」と話す岡本が、浮沈の鍵を握っている。