修正前の画像。これをAIで加工して問題が起きた(「味の素パーク」Xから)

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味の素が運営するウェブメディア味の素パーク」の公式Xアカウントが2026年8月16日、生成AIを用いた画像加工を行った投稿について謝罪した。

主力商品の「ほんだし」パッケージに違和感

味の素パークは、「たべる楽しさを、もっと。」 をテーマにしたWEBメディアだ。1万件超のプロ監修レシピ、食の楽しさと出会える記事などを発信し、会員同士のコミュニティなども提供している。

問題となったのは、同Xアカウントが14日に投稿した「めんつゆ」のレシピだった。「めんつゆが切れてしまって絶体絶命なときはこれを思い出してください。これさえあれば『めんつゆ』できます!」とし、同社が展開する「ほんだし」を活用したつゆの作り方を紹介していた。

投稿に添えられた写真には、計量カップに入った水、それぞれ小皿に入ったみりんと醤油、「ほんだし」の瓶が写っていた。

しかし、投稿を見た人からは「画像に違和感がある」との指摘が上がった。

「ほんだし」のパッケージについて、本来「削りたての香り」と書いてある箇所が潰れているなど、キャッチコピーなどの文字が変形していたためだ。パッケージ下側の「HONDASHI」の文字も「MONDASHI」となっていた。

SNSでは、こうした画像について「生成AIを用いて作成した画像なのでは」との声が相次いだ。

「実写写真をAIにて明るさ・背景の変更などを行った結果...」

味の素パークは16日、同投稿にリプライをつける形で「画像について、ご不快な思いをおかけし誠に申し訳ございません」と謝罪した。

「実写写真をAIにて明るさ・背景の変更などを行った結果、文字やラベルが崩れてしまった状態で公開してしまいました」といい、元となった画像を公開した。レシピ投稿に添えられていたものと画角などはほぼ同じだが、画面はやや暗い。「ほんだし」のパッケージは、一般に販売されているものと同じだった。

「確認が不足しており大変申し訳ありません。再発防止に努めてまいります」とし、「ご指摘をいただきありがとうございました」とつづった。

「一部を加工」のつもりが...意図しない部分まで改変

生成AIを利用した画像加工・画像生成をめぐっては、中道改革連合でも意図していなかった部分まで画像が改変され、批判を浴びたケースがあった。

問題となったのは、同党が10日に投稿した熊本地震の被災者支援の募金活動についての写真だった。小川淳也代表が持っている募金の写真に、「能登半島」と書かれていたことで疑問の声が噴出したものだ。

同党は11日に「投稿画像の訂正」を投稿。「周囲に写った方々のプライバシー保護のため、AIを用いて画像加工を行った際、募金の表示まで誤って改変され、『能登半島』と読める内容になっていました」と、AIによる改変だと説明した。

味の素パークのケースでも、生成AIを用いて写真の「明るさ・背景の変更」を行った結果、商品パッケージの文字やロゴが変形した。中道改革連合のケースでは、周囲の人物のプライバシー保護を目的とした加工によって、募金の文字が意図せず変更された。

いずれも、画像の一部を修正する目的でAIを使ったにもかかわらず、意図していなかった部分まで加工されており、公開前のチェック体制も問われるケースとなった。