今や大人気!

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間を置かずにヒット!

 結成から12年目を迎えた、5人組男性ダンス&ボーカルグループ・M!LKの勢いが止まらない。

 昨年、アルバムのリード曲「イイじゃん」がSNS総再生回数25億回超えの大ヒットとなり、初のNHK紅白歌合戦出場を果たした。さらに同曲は「日本レコード大賞」の優秀作品賞を受賞。今年に入っても、その勢いは衰えるどころか加速している。「イイじゃん」は、3月の「第98回選抜高等学校野球大会」の入場行進曲にも採用された。2月には初の両A面シングル「爆裂愛してる/好きすぎて滅!」を発売したが、「好きすぎて滅!」が「イイじゃん」に続いてSNSで大バズり、5月末までにMVの再生回数が1億回を突破した。

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 6月に行われた国内最大の音楽賞「MUSIC AWARDS JAPAN 2026」でも、「好きすぎて滅!」が5冠を戴冠するなど存在感を示し、2026年5月末時点でのTikTok総再生回数は36億回を突破。「TikTok上半期トレンド大賞2026 ミュージック部門賞」も受賞した。

「『イイじゃん』と『好きすぎて滅!』は、キャッチーな歌詞と覚えやすいダンスが若い世代を中心にハマりました。『イイじゃん』だけなら一発屋になった可能性もありますが、間をおかずに次のヒット曲が出たことで、本格的なブレークにつながりました」(レコード会社関係者)

 音楽活動だけではない。TBS系深夜の冠バラエティー番組「限界突破!やってM!LK」のほか、メンバーが個別にテレビ出演をこなし、テレビで見ない日はないと言っても過言ではない。

 では、なぜM!LKはこれほどのブレイクを果たすことができたのか。

 そもそも、メンバーたちは大手芸能事務所「スターダストプロモーション」のアーティスト集団「EBiDAN」に所属している。14年11月、現在も在籍する佐野勇斗(28)、塩粼太智(25)、吉田仁人(26)、18年6月まで在籍し現在は別名義・猫猫猫はうとして活動する山粼悠稀(26)、20年1月まで在籍し、昨年2月に亡くなった板垣瑞生さんの5人で結成された。

 18年8月には現メンバーの山中柔太朗(24)と曽野舜太(24)が加入。また、現在は俳優として活躍する宮世琉弥(22)も18年8月から20年1月まで在籍していた。

「現体制となった21年11月、ビクターエンターテインメントからメジャーデビューシングル『Ribbon』を発売しました。コロナ禍でしたが、ライブで地道な活動を続けていましたが正直、鳴かず飛ばずでした。EBiDANには複数のグループが所属していますが、11年に結成された超特急の方が先にブレイクした印象でした」(音楽業界関係者)

俳優業に進出して…

 そんなM!LKの知名度を大きく押し上げることになったのが、佐野勇斗の俳優としての活動だった。21年の鈴木亮平主演(43)のTBS系ドラマ「TOKYO MER〜走る緊急救命室〜」とその後公開された劇場版では、救命救急医療チーム・TOKYO MERの一員である徳丸元一役を演じた。

 23年にはSnow Man目黒蓮(29)とドラマ・映画で共演。翌24年、NHK連続テレビ小説「おむすび」、今年1月期のテレビ朝日系ドラマ「おコメの女−国税局資料調査課・雑国室−」、放送中の松本若菜(42)主演のTBS系ドラマ「君の好きは無敵」などに出演している。

「佐野さんは自身の知名度が上がっていく中でも、自己紹介では『M!LK佐野勇斗です』と言い続けていました。また、出演した映画『六人の嘘つきな大学生』(24年)の現場では、“M!LKポーズ”を流行らせていたことを共演者が明かしています。グループ思いの佐野さんですが以前、他のメンバーに『毎日YouTubeを投稿しよう』と提案して説得。しかし、失敗したことも明かしています」(テレビ局関係者)

 確かに佐野の俳優としての成功は、M!LKにとって大きな追い風になったようだが、それだけで現在のブレイクに結び付いたわけではない。むしろ重要なのは、佐野以外のメンバーたちも、それぞれの“武器”を磨き続けてきたことだという。

「昨年、自身がプロデュースするブランドを手がけた山中さんはビジュアル担当。学習院大卒の曽野さんは関西弁で、バラエティーへの適性が抜群です。その一方で、気象予報士の資格取得に向けて猛勉強中。吉田さんはリーダーにもかかわらず、いじられキャラ。塩粼さんは身体能力が高く、特技はアクロバット、ダンス、器械体操。パフォーマンスでは、その能力を最大限に発揮しています」(同前)

 M!LKは「佐野勇斗が売れたグループ」ではなく、佐野が俳優として知名度を上げる一方で、ほかの4人もそれぞれ異なる個性を磨いてきた。そこに「イイじゃん」「好きすぎて滅!」という、現在の若者の感性に合った楽曲が重なった。そしてもう一つ、見逃せないのが、男性アイドルを取り巻く芸能界の環境が変化したことだという。

「嵐・二宮和也さん(43)のTBS系の冠番組『ニノなのに』にもグループで出演しています。二宮さんにも気に入られているようですが、かつて男性アイドル市場では旧ジャニーズ勢の存在感が圧倒的でした。そのため、ほかの事務所に所属する男性グループがブレイクするには、なかなかきっかけをつかめない時代もありました。しかし、現在は複数の事務所の男性グループが次々と存在感を高めています」(芸能記者)

 嵐は今年5月いっぱいで活動を終了。その結果、現在の男性アイドル市場では、韓国の男性グループも含め、さまざまなグループがしのぎを削る戦国時代となっている。

令和のSMAP

 その中でM!LKは、単なる「アイドルグループ」という枠に収まらない可能性があり、5人それぞれの活動領域が広がれば、グループとしての活動にも相乗効果が生まれるはずだ。

「昨年の紅白終了後、TBS系の音楽特番に出演するため、M!LKのメンバーたちは渋谷のNHKから赤坂のTBSまでを激走しました。芸能界を見渡しても、ここまで体を張るグループは数少ない。紅白に出場できたことで満足するのではなく、そこでさらに走る。そういう姿勢もM!LKの強さでしょう。今後も順調にヒット曲を出し続け、今の路線を変えなければ、“令和のSMAP”になり得る存在ではないかと言われています」(同前)

 かつてSMAPは、音楽だけでなく、俳優、バラエティー、司会など、メンバーそれぞれが個人で活躍することでグループの価値を高めた。M!LKもまた、5人それぞれが“武器”を持ち、その個性がグループに還元され始めている。

 結成から12年。長い下積み期間を経て、ようやくつかんだ大ブレイク。「イイじゃん」で注目を集め、「好きすぎて滅!」で一発屋ではないことを証明したM!LKが、この先どこまでその勢いを伸ばせるのか。今の男性アイドル戦国時代の覇者になる可能性は、十分にありそうだ。

デイリー新潮編集部