スポニチ

写真拡大

 FIFAワールドカップ(W杯)北中米大会のブラジル代表FWネイマール(34=サントス)が正式に代表引退を発表した。米スポーツ専門局「ESPN」が報じた。

 28日(日本時間29日)にウニベルシダ・セントラル戦後のインタビューネイマールは「代表チームでの私の時間はもう終わったと思う。そこで歴史を作ったし、とても嬉しいそこで多くのことを経験し、血と命を捧げ、常にイエロージャージのために戦い続けてきた。でも、もうこれ以上は望まないと思う」と代表引退を正式表明した。

 10年のアメリカとの親善試合でブラジル代表デビューを果たしたネイマール。今大会でW杯4大会連続出場となった。ブラジル代表の試合に出場するのは、23年10月のウルグアイ戦で左膝前十字じん帯断裂の重傷を負って以来2年8カ月ぶり。その後も度重なるケガで代表から遠ざかり、今大会でサプライズ復帰を果たしたものの、5月に右ふくらはぎを負傷したため1次リーグ第1、2戦を欠場。

 その瞬間は第3戦スコットランド戦の後半31分に、その瞬間は訪れた。FWクニャと交代でピッチに登場すると、観客は総立ちで大きな歓声が起こった。声援を浴びたネイマールは場内を見渡すようにくるりと一回転し、プレーに入っていった。

 試合は3―0で快勝し、C組首位で決勝トーナメント進出を決めると、試合後は再びの大歓声を浴びながら目に涙を浮かべる場面もあった。

 しかしブラジルは決勝トーナメント2回戦でノルウェーに敗戦。6大会連続で優勝を逃すのはブラジル史上初という不名誉な記録を残してしまった。ネイマールもノルウェーに途中出場。 2点リードを許した後半アディショナルタイム、PKからW杯4大会連続ゴールを記録。意地の一撃を見せたが無念の敗戦。試合終了のホイッスルが鳴ると、ピッチに座り込み号泣する場面があった。試合後にブラジルの最大テレビ局TVグローボのインタビューに応じた。「頑張った、頑張った。でももう終わった。ここでスタートして、ここで終わったんだ」と代表引退を示唆していた。

 代表は通算130試合出場、歴代最多の80ゴール、58アシストを記録した。