YouTubeチャンネル「生活に役立つメンタルヘルス」が、「【見逃し厳禁!】うつ病が治っている8つのサイン」と題した動画を公開した。動画では、精神科医や臨床心理士などの専門家が、患者自身でも気づきにくい「うつ病が回復に向かっている際に見られる8つの変化」について詳しく解説している。

うつ病の回復は期待よりもゆっくり進行するため、患者は「いつ元に戻れるのか」「良くなってきているのか」と常に不安になりやすい。動画では、出口の見えないトンネルを歩くような状態から抜け出しつつある指標として、8つの具体的なサインが提示された。

一つ目のサインは、不安な出来事に対して「まぁいいか」と引き返せるようになることだ。以前はネガティブな思考の沼に陥っていた状態から、心に余裕が生まれてくる。二つ目は、他人の何気ない一言を「聞き流せる」ようになること。そして三つ目は、すべてがつまらなく感じていた状態から、動画や音楽などのエンタメを「楽しめるようになる」ことだという。

四つ目は、部屋の片付けなど「できなかったことができるようになってくる」という行動面での変化だ。五つ目には、頭にかかっていたモヤが晴れて視界が開ける感覚が挙げられた。さらに六つ目のサインとして、「退屈を感じる時間が出て来る」ことが紹介されている。「早く仕事しないと」といううつ病特有の焦りや緊張感が解け、「暇だな」と感じられるようになるのは、順調に回復している証拠だという。そのほか、孤独を好む状態から抜け出して「人と会おうとする」意欲の回復や、「食事がおいしい」と感じて好きなものを食べたくなることも、重要な指標として語られた。

一方で、回復して日常を取り戻し始めると、通院や服薬を忘れがちになる点に警鐘を鳴らしている。動画では、良くなったと自己判断して通院をやめてしまうことの危険性を指摘した。一度うつ病になると、症状が消えても脳のダメージが数年間は残るため、再発を防ぐためには「最低1年間は薬の継続が必要」と解説している。専門家の指導のもと、焦らずゆっくりと治療を続けることの大切さを強調して締めくくった。