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 ◇W杯北中米大会決勝トーナメント1回戦 カボベルデ 2―3 アルゼンチン(2026年7月3日 マイアミ)

 FIFAワールドカップ(W杯)北中米大会決勝トーナメント1回戦は3日(日本時間4日)に行われ、初出場で決勝トーナメントに進出したカボベルデ(FIFAランキング64位)は連覇を狙う王者アルゼンチン(同2位)に延長の末、2―3で惜敗した。

 英BBCが「W杯史上最も実力差のある決勝トーナメントでの対戦」と表現した一戦。前半29分にFWメッシに先制ゴールを決められたが、集中力の高い守備が崩れることはなかった。後半14分にはMFのD・ドゥアルテが、相手DFの股下を抜いて左サイドネットへ突き刺す鮮やかな同点弾。初戦でスペインを完封した40歳のGKボジニャはメッシとの1対1や、ペナルティーエリア手前から直接ゴールを狙ったメッシのFKを何度もはじくスーパーセーブを連発した。

 突入した延長戦では開始直後に1―2と勝ち越されたものの、前半13分にDFロペスカブラルが左45度からミドルシュートをゴール右へ放り込む“ゴラッソ”でまたも同点。しかし、延長後半にセットプレーからオウンゴールで決勝点を与え、最後の反撃も及ばず力尽きた。

 アフリカ西岸の大西洋に浮かぶ人口50万人強の島国カボベルデは、2002年大会からW杯予選に参加。23年アフリカ選手権8強など徐々に力をつけ、国外出身選手の招集でさらに強化を図りW杯初出場を果たした。

 1次リーグ初戦で優勝候補スペインと引き分けると、ウルグアイ、サウジアラビアとも引き分け。白星こそ挙げられなかったものの決勝トーナメントへ進出した。引いて守るのではなく組織化された守備でボールを奪い、パスをつなぐ試合運びが世界を驚かせた。初めての世界挑戦は32強で終わったが、メッシ率いるアルゼンチンを最後まで苦しめ、今大会随一のインパクトを残してマイアミを去ることになった。