新橋の有名ホテルから見つかったのは「全裸の37歳・女性遺体」⋯【犯人は「夫以外の男」】彼女を殺したのは誰だ(昭和47年の事件)
東京・新橋の有名ホテルの一室で、37歳の女性歯科医が全裸遺体となって発見された。戻った直後の客室で襲われ、激しい悲鳴が上がっていたにもかかわらず、周囲は「痴話喧嘩」と思い込み通報はなかった。
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いったい誰が彼女を殺したのか? 昭和47年に起きた事件を、鉄人社の新刊『高度経済成長期の日本で起きた37の怖い事件』よりお届けする。(全2回の1回目/続きを読む)

写真はイメージ ©getty
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「助けて!」
1972年(昭和47年)6月26日午前9時、東京都港区新橋のホテルの一室で熊本県の歯科医、井上スミ子さん(仮名、当時37歳)の殺害遺体が発見された。遺体は全裸で、当時流行りの黄色い胸当てパンタロン、ブラカップスリップ、ショーツなどが被せてあった。
司法解剖の結果、死因は手か幅の広い帯のようなもので首を絞められたうえでの窒息死で、胃の内容物から食後1〜2時間、死亡推定時刻は20時ごろと判明。
ベッドもシャワールームも使われた形跡はなく、井上さんが部屋に戻った直後に殺害され、その後姦淫されていたこと、さらには、犯行推定時刻に隣の部屋と真下の部屋にいた宿泊客が「助けて!」という女性の叫び声を聞いていたものの、単なる痴話喧嘩と思い通報していなかったこともわかった。
前日23時までは生きていたはずなのに⋯
井上さんは事件発覚2日前の24日に同郷の友人男性医師2人と上京。翌25日、霞が関で開かれた日本歯科医師会の講習会に出席の後、友人医師2人と共に有楽町ガード下の焼き鳥屋で夕食をとり、19時ごろに「疲れたから先に帰る」と店を出て宿泊先の第一ホテルへ戻った。
その後、男性医師2人は映画を観たが、そのうちの1人が「体調を崩した」と言って20時半ごろに、もう1人は23時ごろにホテルに帰る。
そして焼き鳥代金を精算しようと2人が井上さんの部屋のドアをノックしたものの応答がなかったため、すでに寝ているものと、それぞれの部屋で眠りにつく。
翌26日朝、2人は改めて井上さんの部屋のドアをノックする。しかし、やはり何の応答もない。そこでホテルの従業員に鍵を開けてもらい一緒に室内に入ったところ、変わり果てた姿の井上さんが床に横たわっているのを発見した。
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被害者の体内に精液が残っていたことから、警察は顔見知りの男性を部屋に招き入れ殺害されたものと推定。この事件はどんな結末を迎えたのか⋯
〈「不倫関係にあった男性」との密会が明らかに⋯誰が彼女を?【37歳・女性殺害事件】あまりにも残酷な結末(昭和47年の事件)〉へ続く
(鉄人ノンフィクション編集部/Webオリジナル(外部転載))
