■まずは見た目、さわり心地を体験

久しぶりのフリップタイプだ。筆者は以前、ストレートタイプが主だった頃はフリップタイプが好きで、メイン端末は必ずフリップタイプを購入していた。しかし、折りたたみタイプが主流になりフリップタイプがなくなってきて、折りたたみタイプを使うようになった。で、久しぶりにフリップタイプを使ってみた感想なのだが、けっこうめんどくさい。操作するのにいちいちフリップを開けなきゃいけないっていうのはかなりめんどうに感じてしまう。よくよく考えてみると、折りたたみタイプも同じことをしているのになぜかそうは感じない。

ということでさらに考えてみると、このMEDIA SKINはとにかくフリップを開かないと何もできないからそう感じるようだ。他の端末は側面に何らかのボタンが準備されていて、そのボタンを利用することである程度のことはできる。しかし、このMEDIA SKINは、時間を確認するのにもフリップを開閉させないといけないのだ。いや、正確に言うとマクロ切り替えスイッチを動かしても可能だが、それをするよりもフリップの方がカンタンなのでわざわざマクロ切り替えスイッチを利用する人は少ないだろう。

設定した時間が過ぎると、このように液晶画面は真っ暗になる。時間の確認もできない。

次にさわり心地。このデザインのコンセプトのひとつでもある「新しい触感」である。
表面処理と特別な塗料により実現したという触感だ。オレンジとホワイトは、ファンデーションに利用されているシリコン粒子を配合した塗料によりさらっとした心地よさ、ブラックは、特殊なウレタン粒子を含んだソフトフィール塗料によりしっとりとした心地よさに仕上がっているとのこと。

筆者はオレンジを買ったのでオレンジしかわからないが、はじめて触って思ったのは家の壁にあるスイッチの化粧カバーといった感じ。最初はいいけどずっと使っていると、家の壁にあるスイッチのように手垢の付いた感じになるんじゃないかなどと感じてしまった。
凹凸があるから、凹んだ部分に垢が入って取れづらいのではないか。気になるので、auショップの店員さんに聞いてみると、消しゴムで消えるという。実際にそうなるのか、また、実際になった時点で本当にそれで消えるのかは、実行してみないとわからないが、一応はなんとなく納得したのである。

ちなみに、昨晩のことだが、唐揚げを手で食べているときにメールが届き確認した。そうしたら、本体がけっこうギラギラになってしまった。もちろん指はナプキンで拭いてから使ったのだが。布などでMEDIA SKINを何度も拭いても、ある程度ギラギラした感じは残っている。消しゴムは使ってないが、やっぱり凹んだ部分に入った汚れは取れづらいのかな、などと筆者は感じたのである。

家の壁にあるスイッチ。長く使うとこのように手垢が付いてしまうのだ。表面の凹凸の凹んだ部分に垢が入ると汚れが取れづらいのでは思うのは筆者だけ?

そして誰もが思うであろうボタンのこと。ぱっと見てわかるようにMEDIA SKINのボタンはかなり小さめだ。押し間違いがないようにボタンとボタンの間には凹みが設けられている。実際に押してみるとかなり押しづらい。筆者は指が太いので、はじめて電話をしたときには、3度も押し間違いをしてしまった。ある程度使っていると多少は慣れるのだが、押し易くなるってことはないように思える。

指に比べてボタンが小さいのでかなり押しづらい。

■機能について

まずはワンセグ。デジタルラジオには非対応。アンテナは付いていない。同梱されている丸形イヤホンジャック変換アダプタがアンテナ代わりになる。感度のいい場所ならそれなしでワンセグが受信できたが、ほとんどの場所では丸形イヤホンジャック変換アダプタなしでは受信することができない。ワンセグを利用したい場合には、この丸形イヤホンジャック変換アダプタを持ち歩く必要があるので注意が必要だ。ワンセグに関しては、録画には対応しているが録画予約には対応していない。

このようにMEDIA SKINに丸形イヤホンジャック変換アダプタを装着する。

次に音楽機能だ。対応しているのはLISMO形式なので、パソコンにau Music Portをインストールすることでパソコンに保存されている音楽データやCDの音楽データが利用できる(もちろん端末でダウンロードした音楽データも利用可能)。注意することはau Music PortはWindows 2000とXPにしか対応していないってことだ。今のところ他のOSでは利用できないのが残念。このau Music Portのレビューを書く際、必ず書いているのだが、CDから音楽を取り込んでケータイに転送し、全曲一覧で見てみると音楽データの順序が変わってしまうという問題がある。順序の代わり方は端末によって違うようなのだが、このMEDIA SKINでも変わってしまう。

au Music Port。このソフトを利用してパソコン内の音楽データやCDの音楽データをMEDIA SKINに取り込む。

次のページでは、131万画素のカメラ機能を見ていただこう。