素晴らしいゲームメイクを見せた鎌田。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

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 現地時間3月31日、日本代表が“聖地”ウェンブリー・スタジアムでイングランド代表と対戦。この日のスタメンは、GKが鈴木彩艶、3バックは渡辺剛、谷口彰悟、伊藤洋輝、ボランチが佐野海舟と鎌田大地で、ウイングバックが堂安律と中村敬斗、2シャドーが伊東純也と三笘薫、CFは上田綺世だった。

 スコットランド戦と同じく3-4-2-1システムでスタートさせた日本は、4-2-4というゼロトップシステムのイングランドに対し立ち上がりからハイプレスを仕掛けた。イングランドのフィジカルに苦戦するシーンがあったものの、集中して守れていた。

 引き過ぎず、ミドルゾーンにラインを設定して「失点ゼロの時間帯をできるだけ長くする」。谷口が試合前日に言っていたタスクを実践すると、三笘を起点としたカウンターから22分に先制点を奪った。

 日本が比較的拮抗した試合に持ち込めた要因のひとつが、鎌田大地のゲームメイクだろう。攻撃の局面でのボール捌き、守備時のチェイシングなど“プレミアリーグ慣れ”している貫禄を見せつけた。
 
 36分に日本の右サイドからゴール前に入れられたクロスを防いだのも鎌田である。地味ながらも前半の日本に安定感をもたらしていたのは、このMFだった。後半に入っても見事なサイドチェンジで堂安にチャンスを提供するなど、要所で良い仕事をした。

 徐々にだが、確実にイングランドを混乱させたのは三笘のゴールであり、鎌田のゲームメイクだった。ウェンブリーでの歴史的な勝利(1-0)を語るうえで、鎌田の攻守両面での働きは特筆には値した。

取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長/現地特派)

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