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今回の大規模火災では避難した人たちの健康悪化など長引きつつある避難生活での課題が浮かび上がっています。

【写真を見る】健康悪化、日用品不足…長引く避難生活で不安広がる 大分市佐賀関火災

「もうきつい、体が弱くなっている」

佐賀関市民センター内に設置された避難所には21日午前7時の時点で73世帯113人が身を寄せています。避難者の数は最大時よりは(18日23時時点121世帯180人)減っているものの、依然として多くの人が避難除での生活を余儀なくされています。

(避難した人)「本当は早く帰りたいんですけど、3日ほど寝れてないから」「もうきつい、最初の頃より体が弱くなっている」

避難所では10の支援団体が活動を行い、要望が上がっていた衣類や下着の供給も行われました。間仕切りテントには段ボールベッドも配置され、生活環境の改善が進められています。

物資などの支援は拡充されつつありますが、避難生活の長期化により体や心への影響が懸念されています。県薬剤師会や空飛ぶ検索医療団などが相談に対応していますが、21日までに3人が発熱や下痢などの体調不良を訴えました。

最大の悩みは日用品不足と金銭面

(空飛ぶ検索医療団・山下勝さん)「我々はいつまでもいられないので、行政側の職員にどう引き継ぐのか、それを考えながら活動しないといけないと思っています」

(火災で自宅を失った橋本れい子さん・76歳)「パチパチと音がして玄関を開けたら、火の粉がバーっと飛んで来た、上を見たら真っ赤」

橋本さんは着の身着のまま家から逃げ出し、今は夫と、ペットの猫「きいちゃん」とともに避難生活を送っています。

(橋本さん)「きいちゃんも家から出したので、それで十分です。夫は84歳でがっかりしていますが、友人たちがいっぱい来て励ましてくれています」

一方、宮田光彦さん(83)は、4日間自宅に戻れていません。

(宮田さん)「情報が錯綜していて、あっちの人は帰れると言うし、こっちの人は帰れないと言うし、正確な情報がわからない」

宮田さんの最大の悩みは日用品の不足と金銭面です。

(宮田さん)「ひげそりなど日常で使うものが手に入っていません。預金通帳は持って逃げたが、日常使う小銭入れを家に置いたままです」

火災発生から4日目を迎えた現在も、周辺のおよそ220戸が停電。また、一部地区で断水も発生しています。いまだ完全な鎮火には至っておらず、一日も早い事態の収束が望まれます。