無期懲役判決の永田陸人被告「償いとして何をすべきか考え続けてほしい」裁判長からの言葉にうなずき涙拭う 狛江市の強盗致死事件
ルフィを名乗る男らが指示したとされる強盗致死事件で、闇バイトに応募した実行役に無期懲役の判決が言い渡されました。
東京地裁立川支部からフジテレビ社会部・小溝茜里記者が中継でお伝えします。
永田被告は裁判長が判決理由を読み上げている間、その言葉ひとつひとつにうなずきながら聞いていて、涙を拭う場面もありました。
永田陸人被告は2023年、仲間とともに東京・狛江市の住宅で、90歳の女性をバールで殴って死亡させ、腕時計を奪った強盗致死などの罪に問われています。
東京地裁立川支部は判決で、「致命的な暴行を自ら行い主導していて、実行役の中で永田被告の責任が際立って重い」と指摘しました。
そのうえで、「犯行を成功させるため、時には指示役の指示にも従わず、臨機応変に自らの判断で他の実行役を指揮した」などと述べ、永田被告に無期懲役を言い渡しました。
裁判長から最後に「あなたに謝罪の気持ちがあるなら罪の深さや償いとして、何をすべきなのか刑に服している間ずっと考え続けてほしいと思います」と諭されると、永田被告はうなずきながら涙を拭っていました。