Amazon Prime Video、あらすじのAI自動生成機能「X-Ray Recaps」実装 ─ 「見たところまで」要約でネタバレ回避
米Amazon にて、AIによってテレビ番組のあらすじを自動生成する機能「X-Ray Recaps」の提供が新たにスタートした。米が報じている。
この機能は、テレビシリーズの「シーズン丸ごと」「エピソードごと」「エピソードの一部」について、簡潔かつ理解しやすい要約を自動生成するもの。視聴者が最後に見た時点までの内容までしか要約されないので、思わぬネタバレを受ける危険性はない。Amazonは「時間を無駄にせず、またネタバレのリスクも冒さずに時間短縮できる新たな方法」だとアピールした。
現在この機能を利用できるのは、アメリカ国内のFire TVデバイスユーザーのみ。「ザ・ボーイズ」や「アップロード ~デジタルなあの世へようこそ」「デイジー・ジョーンズ・アンド・ザ・シックスがマジで最高だった頃」など、Prime Videoで配信されているAmazon MGM Studios製作のオリジナルシリーズにはすべて対応している。なお、その他のデバイスにも年内には対応予定。
「X-Ray」とはAmazon Prime Video独自の機能で、映画やドラマの場合、キャストや音楽の情報、ボーナスコンテンツなどを閲覧することができる。X-ray Recapsはこの機能の一環として提供されるほか、コンテンツの詳細ページからもアクセスでき、「このエピソードを要約」「シーズンのこれまでを要約」「以前のシーズンを要約」を選択することで要約文を読むことができる。
Prime Videoの製品部門を統括するアダム・グレイ氏は、X-Ray Recapsの提供にあたり、「ストリーミングに関するお客様の共通の問題、すなわち“前回までの展開を忘れてしまうこと”に直接取り組んでいます。文脈認識機能により、印象的な場面や重要なポイントの要約をお届けすることで、それまで視聴していた作品にすぐに戻ったり、そのシリーズが好きになった理由を再発見したりすることができます」とコメントした。
なお、「X-Ray Recaps」の日本を含む海外展開は未定。
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