太陽工機<6164.T>がストップ高の1695円水準でカイ気配となっている。親会社のDMG森精機<6141.T>が1日の取引終了後、同社の完全子会社化を目的としてTOBを実施すると発表しており、TOB価格の1875円にサヤ寄せする格好となっている。

 DMG森精機は現在、太陽工機株式の50.81%を所有しているが、完全子会社化することで、より一体的で綿密に連携した業務運営を行いグループの事業成長を図るのが狙い。買付予定数は289万2208株(下限93万2200株・上限設定なし)で、買付期間は11月5日から12月16日まで。TOB成立後、太陽工機は所定の手続きを経て上場廃止となる予定で、これを受けて東京証券取引所は11月1日付で太陽工機株式を監理銘柄(確認中)に指定している。なお、太陽工機はTOBに対して賛同の意見を表明している。

(注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。

出所:MINKABU PRESS