銀座ホステス兼ライターとして活動中の筆者

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 大人の社交場・銀座のクラブにホステスとして勤めているみずえちゃんと申します。先日、実家に帰って姪に会ったら「おい!おばさーん!」と言われました。幼稚園で新しい挨拶を習ったのでしょうか。お土産に、と買っていった新幹線のスタンプセットをマッハで握り潰しそうになりましたが、なんとか堪えました。
 その傍ら、ライターとしても活動しており、これまでに私がお酌をさせていただいたおじさま方との実体験をもとに、夜遊びやモテに関する情報を発信させていただいております。

◆「頂き女子りりちゃん」で思い出したこと
 
 マッチングアプリなどで知り合った男性3人から、恋愛感情を悪用し、計1億円以上をだまし取った罪に問われている「頂き女子りりちゃん」こと渡辺真衣被告(26)に対し、9月30日、控訴審で懲役8年6か月の判決が言い渡されました。

 この事件を題材にした映画「頂き女子」の製作が決定、発表されるなど、世間はなおもりりちゃんの話題で持ち切りです。りりちゃんの人気っぷりにはたびたび驚かされます。

 一方、被害男性に対しては「お金を貢ぐバカなおっさん」「勘違いおっさん」といった旨の誹謗中傷が相次いでいるのだとか。

 おっさんがバカであるとか、勘違いしているとかはいったん横に置いておくとして、身の丈に合わない恋愛にはお金がかかるなあ、とはつくづく思います。私の周囲には、20代の女の子に熱をあげ、まんまと“頂かれ”ている可哀想な50代男性がチラホラいらっしゃいます。

 そこで今回は「20代キャバ嬢にハマった50代男性が直面した悲しい結末」についてお話してみたいと思います。愛する読者の皆さんを“頂かれ”50代にしないために、女たちの悪事を暴いてやろうというわけです。最後の項目では、20代女性との恋を実らせるコツについても解説いたします。

◆女子大生キャバ嬢にマンションまで契約してあげたのに…
 
 大阪北新地のとあるキャバクラに勤めていたころのことです。若いころの薬師丸ひろ子さんにそっくりな大学生キャバ嬢にゾッコンな50代男性がいらっしゃいました。毎週欠かさずに同伴して、オープンからお店の営業が終了する深夜1時までお酒を召し上がる、いわゆる「オーラス」のお客様でした。

 ある日のこと。大学生キャバ嬢は「東京に就職することになった」と言って、彼に東京のマンションの契約をおねだりしました。「大阪・東京間で遠距離になっちゃうけれど、これからは2人のお部屋でいっぱい会えるよ」と、おねだりにも熱がこもっています。

 よせばいいのに彼は二つ返事で承諾。東京の超一等地のタワーマンションを契約しました。

 数か月後、出張ついでに顔でも見ていこうと思い立った彼がマンションの鍵を開けると、玄関に見知らぬ男性モノの靴が……。よくある話ですが、高級マンションの1室は若い間男との愛の巣になっていたそうです。

◆おじさんの掛け持ちはもはや当たり前

 不景気な世の中ですから、モテる20代女子にとっておじさんの掛け持ちはもはや当たり前です。全ての費用を負担できるほどのお金持ちはまれなので、ネイル代とエステ代はAおじさん、家賃と生活費はBおじさん、旅行代はCおじさん、といった調子です。

 また、デキる女の子たちの間では、おじさんABCに同じブランドの同じ商品を買わせて、1つは使用、その他は質屋に売ってしまうのがデフォなのだそうです。怖いですね。

 おじさんたちの懸命さは、なんとか卵子に着床しようともがく精子さながら。しかし運悪くおじさんABCが鉢合わせると悲惨です。

 同じく大阪北新地のとあるキャバクラに勤めていたころのお話ですが、20代キャバ嬢のマンションを、タイミング悪くおじさんABCが同時に訪ね、あわや一触即発、ということがありました。お互い名刺交換でもしたのでしょうか。南無。