芳根京子「メソメソしている時期も…」松坂桃李はそんな芳根を「一段と輝く」と絶賛

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俳優の松坂桃李(36)、女優の芳根京子(27)らが2日、都内で行われた映画「雪の花 ―ともに在りて―」(来年1月24日公開)第37回東京国際映画祭舞台挨拶に登壇した。

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作家・吉村昭氏の「雪の花」を原作に、小泉堯史監督が映画化。江戸時代末期を舞台に、多くの人命を奪う疫病と闘った無名の町医者の愛と感動の実話を描く時代劇。松坂は実在した町医者である主人公・笠原良策を、芳根は良策の妻・千穂を演じる。

松坂は実在の人物を演じることについて、「すごく緊張します。色んな資料を読ませていただいて、自分なりにそれを、時間をかけてゆっくりゆっくり体の中に入れて現場に入る。現場で監督の演出のもと良策を生きることは、僕の中では結構難しいことでもあったんですけど、色んな人たちの手を借りて、この役を全うすることが出来ました」と感謝した。

本作の魅力を問われると、「芳根さんがものすごく一段と輝くシーンがあるんです!芳根さんの中で初めてで、本当に疲労困ぱいの中、ものすごい集中力で成し遂げたシーンがあるので、それを目に焼き付けて帰っていただきたい」とアピール。芳根はそのシーンについて、「3カ月ほど練習期間をいただいて、(撮影当日は)“発表の場”みたいな気持ちだったので、私自身やっていて心が震えた瞬間があった。初めのころは、“私センスが無いのかも”と思ってメソメソしている時期もあったので、無事に本番が迎えられて、監督の笑顔を見た時に、本当に心の底からホッとした覚えがあります」と振り返った。