スピーチを行ったドジャース・大谷翔平【写真:Getty Images】

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ハーシュハイザー氏「母国語ではない言語を喋るのは難しい」

 ドジャース・大谷翔平投手のスピーチに称賛の声が多数上がっている。1日(日本時間2日)にドジャースタジアムで開催された“世界一セレモニー”で流暢な英語を披露し、思いをファンに伝えた。このスピーチを、1988年ワールドシリーズでMVPに輝いた大物OBは「彼に称賛を贈りたい」と絶賛した。

 テオスカー・ヘルナンデス外野手が涙を流して感謝を伝えるなど、多くの選手が思いを表したスピーチ。デーブ・ロバーツ監督の無茶ぶりに、照れ笑いを浮かべながら大谷はマイクを握った。

「This is so special moment for me.(私にとってとても特別な瞬間です)」「I’m so honored to be here and to be part of this team. Congratulations Los Angeles. Thank you fans!(このチームの一員になれ、とても名誉に感じています。ロサンゼルス、おめでとう。 ファンの皆さんありがとうございます!)」と語りかけた。

 このスピーチを、地元放送局「スポーツネット・ロサンゼルス」の解説を務める元ドジャースのオーレル・ハーシュハイザー氏は絶賛。36年前のMVPは「母国語ではない言語を喋るのは難しいことです。落ち着かなかったかもしれません。それでも、彼は英語を喋りました。称賛を贈りたいです」と述べた。

「FOXスポーツ」でアナリストを務めるベン・バーランダー氏は自身のX(旧ツイッター)に「ショウヘイ・オオタニはワールドシリーズのチャンピオンだ! そして公の場で英語を喋った!」と綴った。地元メディア「ドジャーブルー」は「ショウヘイ・オオタニにとってなんという瞬間なんだ。ワールドシリーズのチャンピオンとして、観衆の前で英語でスピーチをした」と伝えた。

 米メディア「ドジャース・ネーション」のノア・カムラス記者は「ショウヘイ・オオタニがスピーチを用意した。永遠にドジャースのレジェンドだ」と記した。大谷のスピーチは多くの人々の胸を打ったようだ。 (Full-Count編集部)