ヴァンフォーレ甲府は2日、トップチームを率いる大塚真司監督(48)の2025シーズン続投を発表した。

 大塚監督は大宮アルディージャで指導者としてのキャリアを始め、2022年に甲府へ。コーチを経て、今年7月に篠田善之前監督の後任として就任した。チームはJ2第36節終了時点で11勝9分16敗(勝ち点42)の15位に位置している。

 来季続投に際し、クラブ公式サイトを通じて「ファン・サポーターの皆様、またスポンサー様、地域の皆様には、日頃よりクラブを支えていただきつつ、チームを力強く後押しして下さり誠にありがとうございます。この度、クラブより監督としての契約延長オファーをいただき、引き続きチームの指揮を取らせていただくことになりました」と報告。「今シーズンの途中に新監督として就任し、皆様により多くの勝利を届けるために、『チーム一体/攻守一体』という言葉をキーワードに選手スタッフと全力で取り組んで参りましたが、期待に添えるだけの勝利と喜びをお届けすることができず、大変悔しく不甲斐ない気持ちでいっぱいです」と振り返っている。

 続けて「まずは、今シーズン残り2試合をホーム小瀬で皆様と喜びを分かち合うために全力で戦い抜きます。今シーズンこれまで積み上げてきたものを更にしなやかで強固なものに成長させ、『勝ち続けるチーム』 『止められないチーム』となるために、改めて強い覚悟を持って全力で進んでいきたいと思います」と表明。「ヴァンフォーレ甲府が目指すJ1昇格への道のりには皆様の力が必要であり、共に歩んでいただきたいと強く思っております。引き続きご支援ご声援の程、よろしくお願いいたします」と呼びかけた。

 また、代表取締役社長の佐久間悟氏は「今シーズンもヴァンフォーレ甲府に関わる多くの皆様方には、クラブに対して多大なるご支援とご声援を賜り、誠にありがとうございました」と述べ、「今季は、『緊褌一番』をクラブスローガンに掲げシーズンに挑みましたが、結果として、多くの皆様方からのご期待を裏切ることになりましたことを心からお詫び申し上げます」と謝罪している。

 今回の経緯については「最終的には、他力ながらJ2リーグに留まることができましたが、一時は、降格圏内に巻き込まれる恐れがあった中で新監督として就任した大塚真司監督に来季も監督を続投して頂くことになりました」と説明。「クラブと致しましては、今シーズンのチーム課題を検証・分析をして、大塚真司監督をしっかりと支える体制を構築し、来シーズンは、J1昇格を果たすべく、邁進いたします」と誓い、「ヴァンフォーレ甲府に関わる多くの皆様方には、引き続き、ご支援とご声援をお願い申し上げます」と語った。