神奈川の公立小中学校、不登校が過去最多 いじめの認知件数も最多に
神奈川県内公立小中学校で2023年度、30日以上欠席した不登校の児童生徒が前年度比3306人(16・3%)増の2万3629人に上り、過去最多となったことが31日、県教育委員会の「問題行動・不登校等調査」で分かった。公立小中高校と特別支援学校で認知されたいじめ件数も6187件(16・2%)増の4万4274件で過去最多となった。
県教委は結果について、新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けが5類に移行された同年5月以降も、行動を制限されたコロナ禍の影響が続き、生活リズムが乱れるなどして登校しづらくなったと分析。不登校への理解が進んだことも要因に挙げた。
一方、いじめについては「積極的に認知した結果」とした。