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 スペインのバレンシア自治州政府が集中豪雨による甚大な被害が出ているため11月2日までの3日間を公式に喪に服す期間とし、あらゆるスポーツイベントを中止すると発表した。これにより2日(日本時間3日早朝)に予定されていたスペインリーグのバレンシア対レアル・マドリードなどが延期されることになった。

 スペインのスポーツ紙、マルカによると今週末バレンシア地区で予定されていたサッカーの試合は、1部がビジャレアル対ラージョ・バジェカーノ、バレンシア対レアル・マドリード、2部のカステジョン対フェロール、エルデンセ対ウエスカ、レバンテ対マラガなど。ほか女子サッカーリーグのバレンシア対デポルティーボがあるがいずれも開催されないことになる。

 集中豪雨は現地時間の29日夕方に発生。短時間で降り続いた雨により都市機能が無力化し、雨水が数多くの車を押し流すなどの事態が起きた。30日夜の段階で死者は95人に達しており、未だ多数の行方不明者がいることから今後も被害者が増加するとみられている。また河川の氾濫や住宅への浸水など多くの被害が出ている。