清水みさとが旅行先から直行直帰する「天然温泉 泉天空の湯 羽田空港」とは?

飛行機に乗って旅したら、空港に着くや否やわたしはすぐさま風呂へと向かう。家じゃなくてまずは風呂。
旅で育んだ疲労感は、ほやほやのまま風呂とサウナに持っていき、汗と一緒に洗い流してしまえばあら不思議、以前にも増して輝き出す自分、ここにあり!って思ってる。だからわたしにとって旅と風呂は、切っても切り離せないものなのです。
2022年12月21日、羽田空港第3ターミナル直結の羽田エアポートガーデン内に「天然温泉 泉天空の湯 羽田空港」がオープンしました。へとへとの体で、電車を乗り継いでえっさこらさとお風呂を目指さなくたって、空港からそのまま歩けばお風呂に着くんですよ、夢でした。
余談ですが、「天然温泉 泉天空の湯 羽田空港」を初めて訪れたのは、オープンから4日後の12月25日、フィンランドへの新婚旅行出発直前でした。長時間フライト前のサウナというナイスチョイスをかましたわたしたちは、まんまと味をしめてしまって、サウナに入りまくるフィンランド旅から帰国したその足で、「天然温泉 泉天空の湯 羽田空港」へと直行しました。
そして、旅直後の風呂とサウナという天国を知ってしまったのです。

まずは受付。料金には、タオル・館内着・岩盤浴が含まれています。タオルは使い放題。お値段以上がぎっしり詰まっているので順を追ってご紹介…。

開放感抜群!「天然温泉 泉天空の湯 羽田空港」露天風呂の魅力って?

早速、大浴場へ。
手前から、ジェット風呂・水風呂・炭酸泉・天然温泉がずらりと並ぶ大浴場。空港にお風呂があるなんてそれだけでありがたいと思っていたけれど、このクオリティは願ったり叶ったり。
特大の窓ガラスの先に映るのは、間もなく東京湾に合流するだだっ広い多摩川と、その先に浮かぶ小さくて大きい都会の街並み。天気がいいと富士山までもがひょっこり顔をだす完璧な風景。日本って、東京って、美しいなぁと思う場所のひとつです。

露天風呂には、43℃のあつ湯と寝湯が並び…、
そして、絶景の天然温泉がどーん。
空港という土地柄、周辺には他に高層ビルは一つもなく、この大都会でどこまでも開放的な露天風呂が可能というポテンシャルまで発揮します。やりすぎです。(歓喜)

オートロウリュ付き!「天然温泉 泉天空の湯 羽田空港」サウナの特徴は?

お風呂を一通り味わったら、早速お待ちかねのドライサウナへ。女性側は4段、男性側は5段のシンプルな作りのサウナ室はどこに座っても一様に汗がでる、温度と湿度のバランス抜群。
このナイスセッティングを作り出すのは、4台のストーブと、10分に1回のオートロリュ、1日3回の日本茶ロウリュの賜物。あっぱれ。

ぎっしり並ぶストーブが尊いといつも思ってる

あまりに気持ちよくて、カメラの存在すら忘れてしまういいサウナ。
サウナを出たら、5歩ほどで水風呂という、動線までもパーフェクト。

沁みわたる水風呂、17℃。冷たすぎず、でも冷たい。入ってられるけど、入ってられない。やっぱりここも、いい水風呂。

そして、まっすぐ外気浴へ。
12階にある「天然温泉 泉天空の湯 羽田空港」。高層ならではのいい風が体を撫で、耳を澄ませば小鳥のさえずりBGM。あっという間にととのいました。
ときどき空を飛ぶ飛行機。「いってらっしゃい」「おかえりなさい」どっちの飛行機か今のわたしにはわからないけれど、どの空で見る飛行機よりも味わい深く、あわよくばともう一度目を閉じて、2度目のととのいへ。

4つの岩盤浴が揃う「天然温泉 泉天空の湯 羽田空港」は、飛行機好きの特等席!

もう両手で数えられないほどには「天然温泉 泉天空の湯 羽田空港」御用達のわたしですが、唯一行っていない場所があります。岩盤浴です。料金込みなのに風呂とサウナばかりのわたしは、恥ずかしながら初めまして。

「花」は、空気清浄効果が高く、皮膚トラブルを防ぐ効果があるといわれる岩塩を用いた岩盤浴。取材時は50℃、9名まで。

岩盤浴は、ブラックゲルマニウムの「月」、溶岩石の「風」、岩塩の「花」、クールルームの「雪」と全部で4つの部屋が並びます。
サウナと違って、ゆっくりじっくり内側まで温めていくので、汗をかく頃には指先までほかほかに。こんなにいい場所を見逃していたなんて、もう本当にごめんなさい。

岩盤浴エリアには、リクライニングシート、椅子のほか、人肌の温度に温められたくつろげるスペースもあります。
実は、「天然温泉 泉天空の湯 羽田空港」は羽田空港エリアで一般人が入れる一番高い場所。管制塔に次いで高いビルが、羽田エアポートガーデンになっています。

目の前に広がるのは、離着陸の滑走路。
飛行機の離着陸はなんだかぼーっと見てられる。あの飛行機はどこへ行くんだろう。友達?家族?それとも一人旅? 楽しみでウキウキしたり、不安でソワソワしたり、たくさんの人が、それぞれの目的で空を飛び、海を渡るんだなぁと、ロマンのような何かを感じ、ずっと見てしまう風景。情報よりも想像力。いい時間です。

体と心に沁みる「お食事処 泉天空」の絶品サウナ飯で満腹に

「羽田ブルーワリー ヴァイツェン」1000円

お次は、レストランへ。
一杯目は、羽田発のクラフトビールで乾杯。フルーティーでさわやかな味わいが風呂上がりにはたまらない。

「ピリ辛ニンニクトマト」700円

来ると食べる大好物の「ピリ辛ニンニクトマト」。
程よいニンニクの刺激とピリ辛、甘いトマトのマリアージュがパーフェクト。

「赤富士御前メガローストビーフ丼」3776円(アサリのお吸い物、香の物、デザート付き)

メインは「赤富士御前メガローストビーフ丼」。
その名の通り、富士山をイメージした豪華な盛り付けのローストビーフ丼は、添えられたアサリのお吸い物と一緒にいただきます。
いいお肉と、いいおだし。ローストビーフはさっぱりしてるのに肉肉しく、うま味たっぷりでほっぺたが転げ落ちそうな豪華なサウナ飯。よし、あしたからも(今日ではない)また頑張るぞ!と。背筋がピンと伸びるサウナ飯。

ヨーロッパからの帰国直後のため、だいぶ沁みてます。

旅の疲れも超回復。気づけば「天然温泉 泉天空の湯 羽田空港」常連さん

いつものサウナ→食事の流れに加えて、今回はもう一つ。お風呂とサウナで血が巡ったら、リラクゼーションで筋肉をほぐして、流れを良くしてもらいます。
強いマッサージ好きのわたしは、指名までして(常連すぎ)強めの指圧でじっくりほぐしてもらい、嘘のように柔らかくなりました。体も心も柔らかくしてなくちゃ。

実はわたし、2週間ほどヨーロッパを周遊して、昨日帰ったばかり。そんなリアルな旅疲れを今回の撮影に持ち込んで、全身全霊で、サウナ・お風呂・食事・マッサージを堪能し、みるみるうちに心と体は超回復。
そして、次の旅の準備までととのいました。

帰る場所があるから、容易く旅ができるんだと、離着陸する飛行機を眺めながら思ったこと。
旅の保険は、怪我、盗難、遅延補償に加えて、わたしは羽田空港風呂保険。
おかげで旅が捗って、人生までもが豊かになる。
ありがとう、羽田空港第3ターミナル直結「天然温泉 泉天空の湯 羽田空港」。
この風呂保険を携えて、次はどこへ旅しよう。

■天然温泉 泉天空の湯 羽田空港
(てんねんおんせん いずみてんくうのゆ はねだくうこう)
住所:東京都大田区羽田空港2-7-1 羽田エアポートガーデン12F
TEL:03-6459-9770 (ヴィラフォンテーヌグランド羽田空港)
営業時間:24時間、<大浴場・サウナ>12時30分〜翌10時、<岩盤浴>12時30分〜翌9時、<ボディケア>13〜23時(最終受付22時30分)、<あかすり>13時30分〜23時(最終受付22時30分)、<お食事処 泉天空>24時間 
定休日:不定休(公式サイトを要確認) 
料金:大人(中学生以上)4800円(フェイスタオル・バスタオル、館内着、岩盤浴付)、子ども(4歳〜小学生)2000円(フェイスタオル・バスタオル付)
公式サイト: https://www.shopping-sumitomo-rd.com/haneda/spa-izumi/
※0〜3歳の子ども・オムツを着用の方は入館不可。18歳未満は23時まで。
※館内の混雑状況によっては入場制限を行う場合があります。
(その場合、ホテル宿泊者が優先入場となる場合があります)

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Text:清水みさと
Photo:添田康平

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