旧ビッグモーター、被害対応開始へ=11月に具体策提示
中古車販売の旧ビッグモーター(BM)による自動車保険金の不正請求問題で、存続会社「BALM(バーム)」が31日、被害回復に向けた対応を始めると発表した。
11月に具体策を示すという。バームは全容解明に向けた調査を断念していたが、損害保険大手各社の要請を受けて対応を見直したとみられる。
旧BMを巡っては、顧客の車を故意に傷つけ水増し請求していたことが判明。損保側に不正請求した疑いのある件数は7月時点で計約6万5000件に上ったが、不正が確定したのは、うち約1700件にとどまっていた。