なでしこJ次期監督候補、佐々木委員長「絞られてきている」11月に候補まとめ年内交渉へ 現時点の接触は海外指導者のみ 日本人はこれから
サッカー女子日本代表「なでしこジャパン」は29日、韓国代表とのトレーニングマッチを非公開で行った。試合後に監督代行の佐々木則夫女子委員長(66)が取材に応じ、今活動の総括と監督人事について言及した。
26日の韓国戦で4−0と快勝したなでしこジャパン。関係者によると、若手中心で戦ったこの日の30分×2形式でのトレーニングマッチも2−0で勝利したという。チームはこの日で活動を終え、選手はそれぞれのチームへと戻る。
監督代行として、9日間の活動を終えた佐々木委員長は「選手、今後の指導者たちが今までの反省とかではなく、今後3、4年に向けて重要な要素を感じてほしいのが大きな狙いだった。そういう意味では非常に有意義な9日間でした」と振り返った。
今後は再び、後任を決める作業に尽力する。佐々木委員長は「(来年)2月のシーブリーズカップに間に合うように」と強調。11月中には候補をまとめ、年内中に交渉を終える見通しを示した。現時点で後任候補は、大枠から「絞られてきている」といい、より密にコミュニケーションを取っていくという。
選考に当たっては、精査に時間がかかる海外出身の指導者を優先して調査、接触を行ってきた。今後は日本の指導者にも調査を広げていく。「内密には調べています。まだコンタクトはしていないです」と明かした佐々木委員長。選定に時間を要していることについては「やはり進行していく中で失敗はしたくないので」と説明。「失敗すると、また代行かってなって、僕が去るようになっちゃいますからね」と自虐しつつ、「責任を持ってしっかりと選手を誘導できるような方とは思ってます」と引き締まった表情で話した。