広島・小園 侍でもガンガン振ります 国際大会でもスタイル不変「どんどん振っていってやっていく」
広島・小園海斗内野手(24)が28日、29日から始まる野球日本代表・侍JAPANの強化合宿に参加するため、坂倉将吾捕手(26)とともに宮崎入りした。年齢制限のない侍での戦いは自身初。各国の好投手との初対戦が続く中でも、持ち味の積極性を存分に発揮し、大会連覇を狙うチームを引っ張っていくことを誓った。
引き締まった表情で宮崎に降り立った。1年ぶりとなる日の丸を背負ってのプレー。小園の胸は高鳴っていた。
「最後、チームでは悔しい思いをしたので、侍で結果を残せるように。いい思いができるようにという感じです」
昨年11月に開催された『アジアプロ野球チャンピオンシップ』では、全4試合で安打を放つなど優勝に貢献。そして今回、自身初めて年齢制限のない代表チームに選出された。「何事にも準備だったり、コミュニケーションというのは大事にやっていきたい」と強化合宿で戦闘態勢を整える。
国際大会になっても、自身のスタイルを変えるつもりはない。「振っていって合わせるタイプ。どんどん振っていってやっていくしかないかなと思います」。情報が少ない中でも「その場で対応できるように」と攻略に自信あり。代名詞ともいえる積極打法で、チームに勢いをもたらしていく構えだ。
ヤクルト・村上や巨人・岡本和など主軸候補だった選手が相次いで出場辞退。今季、リーグ4位の得点圏打率・341をマークした小園の勝負強さに、より一層期待がかかる。「しっかり勝ちきれるようにという思いです」と言い切った。自身初の全試合出場を果たし、安打数や打点でキャリアハイを記録した今季。集大成となる戦いで世界一をつかみとり、有終の美を飾ってみせる。