松山英樹(C)共同通信社

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【ZOZOチャンピオンシップ】最終日

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 米男子ゴルフ・ZOZOチャンピオンシップ最終日(千葉・アコーディア・ゴルフ習志野CC=パー70)は、単独首位発進のN・エチャバリア(30=コロンビア)が67で回り、通算20アンダーで今季初優勝、ツアー通算2勝目を挙げた。

 日本勢17人のベストフィニッシュは、通算13アンダー6位の杉浦悠太(23)。次戦の「ワールドワイドテクノロジー選手権」(メキシコ)の出場権を手にした。

 2019年から始まった今大会は、国内で唯一開催される米ツアー。今回が6年契約の最終年で、消滅か継続か新たなスポンサーのもとでリニューアルかで注目されている。

 第1回大会はT・ウッズが優勝し、21年の第3回大会は松山英樹が2位に5打差をつけて米ツアー通算7勝目を飾ったことは記憶に新しいが、6年間を振り返ってみると、日本勢は松山以外はパッとしなかった。

 延べ77人が出場し、ベスト10入りはたったの5人しかいない。ツアーのレベルが違うと言えばそれまでだが、時差がない自国開催でゴルフファンなら誰もが知っているようなトッププロは毎年数えるほどしかいないのに、過去最高位は一ケタ順位が3人だった昨年の石川遼の4位。それでも通算14アンダーで優勝したC・モリカワとは7打差だった。

 米ツアーは先月、ゴルフが盛んな日本を大切な「市場」と考え、来季以降も毎年PGAツアーの試合を開催することを明言したが、高いチケット代を払って現地で観戦する熱心なファンからすれば、松山と他の日本勢との優勝争いを見たいはずだ。