山本由伸は「スターになりたかった」 通算282発の元助っ人が見届けた“同僚”の大舞台
元オリックスのジョーンズ氏がドジャースタジアムを訪問
【MLB】ドジャース 4ー2 ヤンキース(日本時間27日・ロサンゼルス)
かつての同僚の快投をスタンドから見届けた。オリックスでプレーしたアダム・ジョーンズ氏が26日(日本時間27日)、ドジャースタジアムで行われたドジャース対ヤンキースのワールドシリーズ第2戦を観戦。元チームメートの山本由伸投手の快投を見守った。「彼はスーパースターになりたかったんだからね」と笑顔を見せた。
メジャー通算1939安打&282本塁打を誇るジョーンズ氏は2020年、2021年にオリックスでプレー。山本とともに2021年には日本シリーズ制覇を成し遂げた。「最大の舞台で元同僚を見ることは、ワクワクするね。彼は球界でも屈指の巨大なチームに来たわけだし、重要な試合で投げることを望んでいる」。試合前に取材に応じ、大舞台で投げる元同僚の姿を心待ちにしていた。
今でも山本とメッセージのやり取りをしているという。「前回のメッツ戦での登板後にもテキストメッセージを送ったんだ。彼はとても忙しい男だし、プロの生活がどういうものか僕は理解している。僕はいつも彼のプレーを見ながら応援していると、伝えているんだ」と笑顔で明かす。
山本は1年目の今季、レギュラーシーズンでは7勝3敗、防御率3.00をマーク。6月から9月まで右肩を痛め戦線離脱していたがジョーンズ氏は「怪我で欠場するときもあったけど、試合に出れば非常に効果的な投球をしていた」と評価する。
続けて「彼はメジャーリーグの生活だったり、スケジュールだったり、遠征について学んでいるところだね」と分析。「多くのことが日本と異なるから。彼はまだ若いし、長い道のりが待っている。契約も後11年くらい残っているんだろ?」とメジャーの先輩としてエールを送った。
山本以外にも大谷翔平投手やダルビッシュ有投手ら今年のプレーオフは日本人選手の活躍が目立った。ジョーンズ氏も今でも日本人選手のチェックは欠かさない。「マツイ(松井裕樹)、イマナガ(今永昇太)。そして来年は確か……ロウキ・ササキ。それに、オガサワラ(小笠原慎之介)だったかな? その辺の状況については、注意してみているんだ。素晴らしいことだね」。日本でプレーしたことを誇りに思っている。(川村虎大 / Kodai Kawamura)