なでしこジャパンが田中のゴールなど、4得点で韓国を下した。写真:梅月智史(サッカーダイジェスト写真部)

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 なでしこジャパンは10月26日、『MIZUHO BLUE DREAM MATCH 2024』で韓国女子代表と国立競技場で対戦。4−0で完勝を収めた。

 ベスト8敗退に終わった今夏のパリ五輪後、最初の国際親善試合。佐々木則夫監督代行の下、2年ぶりとなる日韓戦へ挑んだ。

 スタメンのシステムは4−4−2で、GKはキャプテン山下杏也加、最終ラインは右から守屋都弥、南萌華、熊谷紗希、北川ひかる、ボランチは長谷川唯、長野風花、サイドハーフは右が藤野あおば、左が中嶋淑乃、2トップは清家貴子、田中美南が務めた。

 日本は徐々に主導権を握ると、テンポの良いつなぎから北川が積極的にクロスを供給。また、前からのプレスで相手に自由を与えず、ボールを奪われても切り替えの速い守備ですぐさま奪取して攻撃に転じる。

 13分に田中、15分に藤野、23分に田中がシュートを放つもゴールは生まれず。31分、長谷川との連係からの清家の右足シュートはニアのポストに直撃。得点とはならない。

 それでも32分に右CKから先制。キッカーの長谷川が上げたクロスに対し、ニアに飛び込んだ北川がヘディングで合わせてファーサイドのネットを揺らすと、34分には田中の折り返しにゴール前で反応した藤野が右足で決めて追加点を奪う。

 止まらないなでしこジャパンは37分にも、相手DFからボールを奪った田中が落ち着いてGKとの1対1を制し、チームの3点目を挙げる。前半だけで大きくリードする。
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 後半も日本がボールを保持。すると56分、長谷川の斜めのパスを受けた守屋が、右サイドからマイナスに折り返す。これにフリーで走り込んだ途中出場の19歳・谷川萌々子が、ボックス手前から冷静に右足でゴールに流し込み、4点差とする。

 相手にシュートまで持ち込まれるシーンもあったが、GK山下が危なげなく処理。無失点に抑えると、速攻などからチャンスを創出する。

 73分に千葉玲海菜、76分に浜野まいかとシュートを放つが、惜しくもゴールには繋がらず。このまま終了し、日本が韓国を圧倒してホームで勝利を飾った。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部