2度目の抽選を外した西武・西口文也監督(写真:時事)

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プロ野球・ドラフト会議が24日行われ、西武は1巡指名で2度外した末、金沢高の齋藤大翔選手の指名権を獲得しました。

西武の西口文也監督は指名後、クジについて「引くときは緊張しなかったですけど、外して席に戻ったときの悔しさは試合で負ける悔しさよりも大きかったです」と振り返りました。

1度目の抽選では聞き手とは逆の左手でクジを引き、2度目は右手で引いたものの獲得ならず「右手では現役の時に運を使ってしまったので左手で行こうかなと思って、次は右手に変えたらやっぱり運を使っていたのでだめでした」と話すと報道陣を笑いに誘いました。

それでも齋藤選手を獲得。齋藤選手は181センチ76キロで走攻守三拍子そろった内野手です。スピードもあり特に守備では高校ナンバーワンと評価され、さらに強肩も持ち味とされています。

西口監督は齋藤選手について「補強ポイントとして二遊間をあげていたので、守備のうまい齋藤君の交渉権を獲得できてうれしいです」と喜びのコメントをしました。

現在西武の顔として二遊間を守る源田壮亮選手と外崎修汰選手が30歳を超えているとのこともあり「二遊間を守る選手が高齢化とまでは言わないですけど、(年齢が)上がってきているので若くて二遊間を守れる選手がほしかったのでうれしいです」と獲得の理由を説明しました。

「齋藤君の映像を何回も見て、自分の中では守備では齋藤君が1番かなと思っていたので率直にうれしい。今すぐ活躍は難しいけど守備では今すぐにでも通用するととらえている。あとは打撃がもう少し上向けばすぐにでも1軍で活躍できるポテンシャルはある」と評価しました。