【ワシントン時事】キャンベル米国務副長官は18日、シンクタンク「戦略国際問題研究所」(CSIS)の日米関連イベントに出席した。

 バイデン政権下で日米韓、日米比の3カ国や日米、オーストラリア、インドの枠組み「クアッド」などの多国間協力に取り組んだと強調。日米新政権は、両国を軸とする協力関係の「制度化」を継続すべきだと訴えた。

 キャンベル氏は日米の喫緊の課題として、防衛装備品の生産体制強化を挙げた。一方で「関係は安全保障問題だけでは維持できない」とも述べ、通商や経済安全保障、技術面の連携が不可欠だと指摘した。